シルビア・アールのレビュー一覧

  • 深海の女王がゆく

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    最近深海に関する本を幾つか読んでいますが、本書は研究分野と言うより研究者である著者のエッセイのような文書です。深海に関する知識を増やすためのものでは基本ないですが、とは言え大切なことを教えてくれます。

    それは、「思い」が無ければその先にある分野の発展もまた無いということです。

    正直なところ数式や難しい言葉を並べ立てた海の研究本は沢山ありますが、このシルビア氏のように「私は海が好き。だから自分で潜るし、そこを守りたい」とシンプルに言える人がどれくらい居るでしょうか。どの分野でも、最初誰もが持っていたこうした「思い」をどこかに置いてきてしまうのでしょう。色んなしがらみがあるのかもしれません。

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    2021年02月03日
  • 深海の女王がゆく

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    「たなぞう」からの引っ越し

    ナショナルジオグラフィック協会付研究者シルビア博士の小冊子。本文は60ページ程で、残り30ページは博士へのQ&A。
    もともとはナショジオ社の子供向けの本のようですが、無人探査では得られない、直接自分の目で見る大切さを訴えており、なかなか迫力があります。今となっては貴重だなぁ。
    水中実験室への長期滞在、宇宙服のような深海用作業スーツで潜ったり一人用深海探査艇を作ったりとしているだけあって実に活き活きと水中を描いています。子供向けだけではなく、一般向けに出してくれないものでしょうか?この金額だったら本文中の写真もカラーにしてほしかった・・・

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    2011年07月12日
  • ワールド・イズ・ブルー 乱獲、汚染、絶滅――母なる海に迫る危機

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    ネタバレ

    地球上の生命は生物多様性のもとで成り立っている。
    それを破壊することは自らの首を締めることだと人間は気づかない。
    ってこと。
    牛や鶏はよくて、なぜ捕鯨はいけないかの視点はおもしろい。
    牛や鶏は人間が餌を与えたり、それなりの手間をかけて育てて、その後に食べるのでOK
    (この論理だと栽培する植物や養殖の魚もOKってこと?)
    捕鯨や漁業で得る魚類は、自然の中で長い年月をかけて成長したものであり、それを人間がかっさらうのはダメ。
    クジラやイルカが頭がいいから的な理由もあったが、それはただの感情論だと思う。
    無差別に乱獲するトロール網がよくないのは納得出来る。

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    2011年03月18日
  • 深海の女王がゆく

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    「グーグルオーシャン」の生みの親といわれる、シルビア・アールの翻訳書。海の魅力と海で何がおこってるのか語る。子どもでも読めるけれど、ルビがないのが残念。

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    2019年01月16日