ジュールズ・ハワードのレビュー一覧

  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    小説的であって、すごく読みやすかった。
    死の向き合い方は、動物学だとこんなにもあっさりしていて、まぁポジティブでもネガティブでもないのだなと。

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    2022年02月13日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    人間誰しも1度は考えたことのある「死」というテーマ。
    それは様々な謎を我々に与えてくれるものだが、どれも正解に至るのは難しい。
    その「死」というテーマに対し、化学的・物理的、そして生物学的に捉え、多くの専門家たちとの会話の中で研究を進めていくこの本の内容はとても興味深かった。結局結論は明確には出ないが深く考えさせられた。
    色々な動物が登場し、それぞれの特徴が事細かに記されており、動物好きには人生で必ず読んで欲しい1冊と感じた。

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    2020年03月10日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    生物学的な死を考えるというコンセプトのもと、様々な生物の生と死について著者の取材内容をまとめた一冊。読みやすくわかりやすい。ただ、ネタがネタだけにギョッとするところも多少あるので好き嫌いは分かれるかもしれない。

    カラスは仲間の死を弔うのか、ロバはパートナーの死を悲しむのか、腐敗の進む豚の死骸の下で繰り広げられる虫たちの繁殖、500年以上生きた貝から考える長寿、スガの幼虫から紐解く虫と植物の生存競争、アカトビやホリッド・グラウンド・ウィーバーの保護活動から見る生物の絶滅などなど、知らない世界ばかりで面白い。

    「なぜ人は死ぬのか?」「死ぬってどういうことか?」といった死に関する疑問が解消するわ

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    2018年07月16日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    生き物に対する考え方が変わった。ただ生物が死ぬことに対して可哀そうと今まで感じていたが、生命の循環の一部、生物の集団として進化していく過程を改めて実感した。人間は考える脳を持ち、自分たちを最良の生き物と考えているフシがあるが、結局ほかの生物の進化の恩恵を受け、今があることを忘れないようにしたい。

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    2022年09月07日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    ネタバレ

    体裁はエッセイ風で、専門用語などもほとんど出てこず、とても読み易い。
    生き物たちの営みを”死”という観点から改めて俯瞰する枠組みは期待を抱かせるし、イギリスでもゴケグモモドキにまつわるフェイクニュースが伝播したんだ…という話や、腐肉を喰らうコンドルの腸内環境についての説明、最近のアンチエイジングに対するアプローチなどなど、生き物ネタから派生する豆知識を色々と知ることができ、素直に「ほー」と感嘆する。
    が、シヴィアな言い方をすると得たものはそれだけ、というか、小さなトピックスを四方山話として積み重ねることに終始し、冒頭で著者がぶち上げた”生き物はなぜ死を免れる方向に進化しなかったのか”という大命

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    2021年02月11日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    色々なことを考えさせられた。
    ヒトは我先にと自分の欲望を通そうとする。
    この地球上では高等生物なんだからもっと他の生物に対して遠慮とか思いやりがあってもいいんじゃないかと思う。そして教育が本当に大切だと改めて思った。
    思い込みや自分勝手で他の生物を絶滅に追いやったり。
    話を鵜呑みにする、ヒトに左右されやすい愚民ばかりだからそうなるのか。メディアによって操作するのも愚民が多いのをよくわかってるからか。
    つまらない番組が増えたのも視聴者の大半が愚民だからか。
    高等生物は教育しないと地球にとっても害でしかない。
    ヒト以外も思いやれる教育。

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    2019年02月05日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    生物とは何だろうか。それは生きているものである。
    「生きている」とは何かといえば、一般には、「自己と外界を分ける境界があること」「エネルギーや物質を代謝すること」「自己複製すること」などの特徴が挙げられる。英語圏では運動(Movement)、呼吸(Respiration)、感覚(Sensitivity)、成長(Growth)、再生・生殖(Reproduction)、排泄(Excretion)、栄養(Nutrition)の7つの現象での定義があり、頭文字を取ってMRS GREN(グレン夫人)とも称される。
    けれども、突き詰めて、一体生きているって何なのかというと、実のところ曖昧で未整理な部分も多

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    2018年10月30日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    ネタバレ

    最新の科学的知見を、哲学や動物学の議論を交えてわかりやすく紹介……なんてしておらず。

    ふわっとした個人エッセイに、毛が生えたような
    『身近で解りやすい話題』
    だけど、私にとっては、
    『死についてより考えが深まったりはしない』
    本でした。故に、毒にもならないが薬にもならない星三つ、と評価します。

    生についてよく考えるためには、死についてもよく考えねばならないと、自覚的に色々考えてみたことがある人には、向かない内容。
    普段の生活で、気持ち悪い生き物は避けて当然、死や病のことなんて考えたくもない、心構えなんてしたくない。
    ていうか、仏教に触れたことがない。

    そういう人が初めて手に取ってみるには

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    2018年10月23日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    それなりに面白かった。CSLでの話とのシンクロニシティとかもあったし。(酵母とか)ナウシカにおける腐海というのが死のメタファーであるということが改めて理解できた気がする。海底のクジラとか。そして、周囲と独立して生きているわけではないという生命のベースをもう一度考え直すということもできた。死は無限で生は有限なんだよね。

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    2018年10月23日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    旺盛な好奇心でイギリス各地をめぐり歩き、専門家たちの話に耳を傾け、ブタの腐乱を観察し、ヒキガエルを轢死から救い、マスメディア報道の歪曲の真相を突き止め、507歳の生き物と出会う。

    学者の科学的な本かと思いましたが、むしろ文系的、つまり人間にとってどうか。いろいろ訪ね歩いた体験記みたいな感じでした。

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    2018年10月13日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    動物の死について、様々な方向から多角的にエッセイ調で書かれている。ちょっと話題が広すぎて主題部分が伝わりにくい。レミングは自殺しないことを知ってびっくりした。ディズニー映画のやらせらしい。人間の寿命はどこまで延びるのか。脳の老化で今のところ130年が限界といわれているらしいけど、どんどん研究が進んで、もっと延びるのかも。そこまで長生きしたいと言われると、なんとも言えないけど。

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    2018年09月03日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    エッセイとしては面白いが、知見は中途半端。浅く広げすぎ。レミングの「地走り」はディズニーのヤラセというのは衝撃的だったが。

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    2018年08月16日
  • 生きものたちの秘められた性生活

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    うーん。
    内容は自分で観察、考察したものではなく、インタビューや書籍を参考にして自己解釈を入れた感じのもの。
    世のマスコミに対して、茶化してるなんて言いながら自分が一番茶化してるんじゃない?

    まぁ、軽妙な書き方で万人受けしやすい感じ。

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    2018年06月18日
  • 動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話

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    ネタバレ

    「死なないように進化できないのはなぜか?」って帯文に惹かれて購入.微生物から鯨に至るまで様々な生物を挙げて死の考察がなされている.
    が,結局帯文に対する答えは書かれていない.この文が無ければ読み物として面白かったのかもだが,この文が無ければ手にしなかったであろうから残念ではある.

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    2018年06月06日