光化学協会のレビュー一覧

  • 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術

    Posted by ブクログ

    興味のある話題だったので応募の上、献本でいただきました
    ブルーバックスを読むのは学生時代以来
    やはり、興味に引っぱられ割りとすんなり読むことができました

    カーボンニュートラルを経てカーボンマイナス社会を目指す、現在最も熱い分野でしょう
    素人にも理解しやすく書かれていますが、数式がダメな人は読みづらいかもしれません

    しかし、各章で順に深く掘り下げていくようになっていて、既存のエネルギー、技術との比較で、現在の技術レベルと課題が上手く整理されていると感じました

    目標は2050年、興味のある方はぜひ

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    2016年08月31日
  • 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術

    Posted by ブクログ

    人口光合成という言葉は知っていてが単純に植物のプロセスを人工的に行うものだと思っていたが違っていた。

    生物学からからのアプローチの他にも色素分子触媒、金属錯体触媒や半導体光触媒と言ったアプローチが研究されていることをしれた。また、それぞれのメカニズムや課題など説明されていて概念は分かりやすかった。(化学式は把握できないが、例えで説明されていてる。)

    また、人口光合成を使っても投入エネルギーでカーボンプラスになったら意味がないと書かれていて、当たり前の事かも知れないが、手段を目的化しないためにも持っておくべき大事な視点だなと思った。

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    2022年02月06日
  • 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術

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    光触媒を用いた人工光合成は太陽エネルギーと水から取出した水素と工場等からの副産物である二酸化炭素を原料とし、最終的にプラスチック原料を造り出すという壮大なストーリーに感動した。植物の光合成における明反応と暗反応の仕組みと類似しており興味深い。

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    2018年03月22日
  • 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術

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    実用化に成功すれば、半永久的にクリーンエネルギーが得られる夢の技術である「人工光合成」につき、その理論と実現に向けた現在の状況等をわかりやすく記した本。
    とはいっても、バリバリ文系の私にはまだまだ難しく感じた。
    現時点では日本がかろうじて実用化の実現に先んじているようだが、一日も早く実用化レベルにこぎつけて、人工光合成については日本がパイオニアとなり、世界のエネルギー問題解決の貢献者となるよう、切に祈る次第。

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    2016年10月21日
  • 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術

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    (多分高校の授業でやったはずの)酸化と還元の定義から始まり、自然の植物が行なっている光合成の仕組みから、人工光合成の起点となる光触媒の理論まで、端折ることなく丁寧に解説されている。

    面白いのは人工光合成で得られる、燃焼させても水しか発生させない理想のエネルギー源であるはずの水素が、単純に化石燃料の代替物とは見られていないこと。すでに化石燃料が普及した現代では、水素利用のためのインフラ再投資に莫大な費用がかかるため、まずはエチレンやプロピレンなどの化学原料の生成に利用するのが現実的だという。考えてみればエネルギー源はあらゆる産業のプラットフォームなので安ければ安いほど良く、エネルギー供給それ

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    2016年10月09日
  • 光化学の驚異 日本がリードする「次世代技術」の最前線

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    面白かったところ
    ・ブラウン運動を止める光ピンセットや微細加工の話などレーザーの話
    ・光触媒
    ・光トランス−シス異性化反応の話

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    2009年10月04日
  • 光化学の驚異 日本がリードする「次世代技術」の最前線

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     光化学の最先端を紹介した本。読んでいてワクワクする。「こうかがく」と読むのを初めて知った。ずっと「ひかりかがく」だと思っていた。恥ずかしい。

     光化学反応で自動的に洗浄される素材、光駆動モーター、光情報処理、材料加工、分析など様々な分野の最新のトピックが紹介されている。実用化にはまだ時間がかかりそうだが、今後の研究に期待したい。

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    2009年10月04日
  • 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術

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    ネタバレ

    人口とはartificial、とMan-Madeの二つの意味。自然界にあるものを人工化する、自然界にないものを作る人工物、の違い。
    水と二酸化炭素に太陽光エネルギーを加えて、炭水化物と酸をを作る。
    炭水化物を燃やして(酸素と結合)、エネルギーを取り出し水と二酸化炭素を作る。
    樹木の生長期間程度の時間で燃やすなら二酸化炭素は増減しない。石炭石油天然ガスなどは、長い時間かかって貯めたものを短期間でエネルギーを取り出してしまう。=カーボンプラス。

    太陽光エネルギー変換効率は光合成は低く1%に満たない。太陽光発電は15%を超える。太陽電池はエネルギー変換効率から見て有望。
    エネルギーとして電気ではな

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    2022年08月29日
  • 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術

    Posted by ブクログ

    本来、ブルーバックスは、学者や学生だけでなく、産業人、セールスマン、家庭の主婦まで読めるように作られている(はず。巻末の「発刊のことば」によれば)。

    もっとも本書のように、化学反応式が多用されているようなものは、自分も含む、いわゆる”文系”の読者にとっては「難読本」の一種だろう。

    一個一個ググりながら調べていけば、全部理解できるのかもしれないが。。。

    ただ、読み方を工夫すれば、必要な情報だけを選択して理解することは可能だ。

    自分の場合、
    1.人工光合成の基礎、2.今、技術的にできることできないこと、3.競合技術、4.実用化への課題、時間軸
    を知りたかったので、関連する部分を拾い読みした

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    2021年02月17日
  • 光化学の驚異 日本がリードする「次世代技術」の最前線

    Posted by ブクログ

    光化学の関連する研究のダイジェストが書かれている。ちょっと専門性が高い部分もあるし、説明を端折っている部分もあるので、雰囲気がわかる程度には楽しめるが、やはりきちんと理屈から知りたい場合は、専門書を紐解く必要があるだろう。物理化学の教科書などの関連項目のところにトピックスとして出ていたら、楽しめる内容だと思った。

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    2020年09月21日