亀井秀雄のレビュー一覧

  • 超入門! 現代文学理論講座

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    ネタバレ

    国語に苦しんでいた時にこういうの知っていたかった、と思ったけれども、
    中高のときにこんなこと話されてもやっぱ理解できなかったかなーと思ったり、

    超入門!とタイトルにありますが、私には時間をかけて消化すべき、とても充実していて大満足の内容でした。

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    2025年02月28日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    最近、ちくまプリマー新書はハズレがない。文学理論が使えるようになる画期的な本である。ロシア・フォルマリズム、言語行為論、読書行為論、昔話形態論の四つとも使えるようになります。

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    2015年11月08日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    確かに、本書でたびたび言及されていたように、学校教育での「文学」への触れ方は、「作者の意図と主人公の気持ち」に偏重していたのではないか。テクストをテクストとして読むとか、あるいはストーリーの構造やアーキテクチャについてということを、国語の先生から教わった記憶は、全くない。

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    2022年12月12日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    異化や言語行為論、読書行為論など、テーマを絞ってわかりやすく解説されていてよかった。
    特に読書行為論の章は宮沢賢治の作品を題材にしながら、語り手と読む主体(自分)との関係などについて解説されていて興味深かった。

    文学の受け取り方についての知識があるともっと小説を楽しめると思ったので、文学理論について他の本も読んでみたいと思った。

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    2022年02月08日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    学校の国語の授業で一般的な"読み方"を教わるが、そもそも読み方に正解はない。自由な解釈を心がけよう。『批評の教室』とセットで読むと理解が深まる。

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    2022年01月08日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    ネタバレ

    高校生向けのシリーズ「ちくまプリマー新書」からの一冊です。さまざまな現代文学理論のなかでも、とりわけ主要な四つの文学理論を解説する内容です。その四つとは、「ロシアフォルマリズム」「言語行為論」「読書行為論」「昔話形態学」。

    国語教育でよくあるのが、作品の「読み」そのものに必ず作者自身の性格や環境、書かれた時代背景などを加えるパターンです。そうやって読解することが深い「読み」であるとされる。また、受験の現代文で問われるのは、言葉の使い方のロジックの部分や正確で客観的なテクニカルな文章の読み方だったりします。前者も後者も、授業を聞いたり勉強したりしていると、まさにこれこそ学業ってやつだなあと、あ

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    2021年02月17日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    ケースメソッドに人文学の理論や知見を活かせないか模索している。ストーリーテリング前にある基礎理論的なものの一部を学ぶことが出来た。

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    2018年02月20日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    一つの作品について、いろんな解釈の仕方を知ろうと思って読んでみた。が、思ったほど分かりやすくはなかった。というより、読み手側の問題だと思うけど。

    これまでの学校教育では、作者の意図や主人公の思いを読むことだけが正解としていたが、作者と作品を切り離して、作品をテクストと呼びいろんな角度から捉え直そうとする、という基本的な考え方は理解できた。
    ロシアフォルマリズムの章は何とか理解できた気がするが…自動的な「認識」を「見ること」へと戻し、対象を異化する。自由に読んで、感じて良い、ということだとは思うが、第三者の共感を得られるような、新たな読み方ができれば、それが論文のネタになるんだろうなぁ。

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    2025年11月15日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    文学を作者と切り離し、分析して読むテクスト論的な読み方。国語の授業での文学の読み方を、もっとテクスト論的に分析して読むような視点が入っていたら、面白いのではないかと思うが、プリマー新書でも結構難しかった。ロランバルトの言う「作者の死」についてもっと知りたい。物語の典型的な構造についての最終章は分かりやすかった。貴種流離譚とか、二男一女の物語とか、広い型としてもいろいろあると思うし、それは面白い。期待の地平を裏切っていく物語の面白さ、というのもあるなと思う。

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    2023年02月12日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    ●大塚英志の本でプロップの物語構造論については知っていたが、文学を理論的に捉えるということに馴染みがなかったので、その他の紹介されていた理論については小難しく感じた。

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    2022年02月19日
  • 超入門! 現代文学理論講座

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    「カメイ先生」の現代文学理論講義という形式で語られた入門書です。

    ロシア・フォルマリズム、言語行為論、読書行為論、昔話形態論の四つのテーマがとりあげられ、芥川龍之介の『羅生門』や宮沢賢治の『茨海小学校』、『古事記』などの例にそくして、それぞれの文学理論の基本的な考えかたが解説されています。

    あつかうテーマを絞り込んで読者にわかりやすい解説がめざされているところに、好感をもちました。

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    2023年07月05日