松田十刻のレビュー一覧

  • 山口多聞 空母「飛龍」と運命を共にした不屈の名指揮官

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    時系列に書かれており読みやすく、真珠湾からミッドウェイまでの流れについてより理解が深まった。数年前に公開された映画「ミッドウェイ」は、割と公平に描かれててはいるが、若干日本が一方的にやられたような印象があった。しかし本書では、生き残った方の証言なども詳しく書かれており、いかにひとりひとりが日本のために奮闘してくださったのかを知ることができて良かった。大怪我を負い失神しながらも、母艦へ見事着艦し仲間を救った角野大尉のエピソードは特に印象に残った。加来艦長と山口司令官の最期には自然と涙がこぼれた。

    次代連合艦隊司令官長と目されつつも、ミッドウェイ海戦で没した第二航空戦隊司令官の山口多聞少将。真珠

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    2024年10月14日
  • 東条英機 大日本帝国に殉じた男

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    決して東条を含め、旧帝国軍の首脳達を賛美するでも、徹底的に否定するわけでもない、俺は少なくとも。
    はたまた先の大戦が自衛戦争とも言わない。かといって単なる侵略戦争ともいえない。ヒットラーもTOUJYOもあの時代が生んだ偶像でしかない。この本を読めば、彼の人間性に触れることができる。彼が直接数万の人を殺したわけではない、しかし、だ。そういう難しいグレーゾーンが、彼を研究するときにぶつかる。難しいところ。

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    2009年10月04日
  • 東条英機 大日本帝国に殉じた男

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    ドイツがヒトラー、イタリアがムッソリーニなら、日本は東条英機がファシズムの代表か。
    A級戦犯は二百人以上いるが、どうして東条英機の印象だけが強いのか。
    太平洋戦争は、なぜ引き起こったのか。
    本作はフィクションではあるが、中々読み応えがある。筆者が述べているが、東条を美化するわけではなく、東条の視点を通じて日本型ファシズムの系譜と昭和史の暗部を描こうとしたものであると。
    とは言え、純度の高い高潔な軍人東条英機は美化して見えるな。うっかり、泣きそうになる。
    八紘一宇って考えは、どうしたって排斥思想に陥るよな。余計なお世話なんだよ。
    子供の頃、母ちゃんに言われたろ。
    よそはよそ、うちはうち。
    内政

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    2018年04月18日
  • 東条英機 大日本帝国に殉じた男

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    東条英機と言う人物がなぜ戦争開始時の
    首相となったか?がよく理解できる本。
    たんねんに当時の記録をつなぎあわせて
    世相や軍部の動きなどが良く理解できます。

    この人もある意味、時代の被害者だったのかな?って
    感じました。
    内心の葛藤を描いたシーンでは、粛然とさせられてしまいます

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    2012年02月20日
  • 角田覚治(かくたかくじ) 「見敵必戦」を貫いた闘将

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    戦中の戦闘の様子はありきたりというか資料そのまま纏めた感じで新鮮味は全くありませんでしたが幼少期や戦前の逸話や家族の絆に関する話は興味深かった
    人物的には見敵必戦の闘将としてよい意味での解釈しかないので人物評としては全く新鮮味なし

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    2018年04月30日
  • 紫電改よ、永遠なれ 祖国防衛に散った若者たち

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    史実を基に著者の想像も加えた戦記小説。菅野直を中心とした343空のエースたちの本土防空の戦いを描く。
    誤字脱字、似た表現とか同じ内容の繰り返しとかがちらほら。堅苦しくなく読みやすいけど、上手な小説かといわれるとそれほどでもない印象。
    空戦機動を文章のみで表現して、それを読んで理解するっていうのはなかなか難しいな。いまいちそこの迫力が伝わらないところがあった。
    大戦終盤でも、質量ともに勝る米軍に対してこれだけの戦いができていた部隊があったことは素直に驚いた。時代劇の剣豪のように寡兵で大軍に切り込みよく立ち回るも、刀折れ矢尽き、一人、また一人と斃れていくのが悲しい。
    あと、単純に紫電改というネーミ

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    2015年11月08日
  • 紫電改よ、永遠なれ 祖国防衛に散った若者たち

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    菅野直に焦点を当てた本。主に343空所属時の話が多い。数ある紫電改の書籍でも、さらっと読みやすい。ただ、菅野の死ぬ瞬間の描写など、作者の想像もままある。

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    2014年08月10日
  • 東条英機 大日本帝国に殉じた男

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    この人ほど勝者側から悪人にされた軍人政治家はいないでしょう。
    ヒットラーと同列に扱われたのは酷過ぎる。
    戦後の家族の苦衷、察するに余りある。

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    2013年05月29日
  • 龍馬のピストル

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    些程、史実は無視してないと思う、唯、話の持って行き方が強引かなと。小説だと割り切って読めば、ま、楽しめるかな。

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    2011年08月15日