高田惠子のレビュー一覧
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ネタバレシャンディ教授シリーズ第二弾。
前作でプロポーズしたと思ったら、
もう結婚してましたシャンディ教授とヘレン。
年に一度の輓馬競技会が近づく中、
買い物に出かけた銀食器店で強盗に遭ったり、
大学一の出産待ちの豚が行方不明になったり、
そして殺人事件。
前作でシャンディ教授が魅力的な理由が謎だと書いたが、
その理由の一部は、この大学が楽しそうだからかも。
なんせその豚を捜すために、土曜日の朝五時四十五分に全学集会を開くぐらいだから。
学長が「農業はビジネスではない、文化だ!」と卒業式でオーク材の演台を真っ二つにするぐらいだから。
大学中が輓馬競技会や鋤競争や蹄鉄投げに血道をあげるくらいだから -
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シャンディ教授シリーズ第一弾。
なぜだろう。
背が高くもなく低くもなく、
太ってもいないがやせてもいない。
ハンサムでもないが醜くもない。
白いものが増えつつあるし、
頭頂部ははげかかっている人畜無害なおひとよしなはずの、
大学教授シャンディ。
そのシャンディ教授に入れ込んでしまうのは。
それまで無視していたクリスマスイルミネーションをいきなりド派手にかますという、らしからぬお茶目さを発揮したからか、
急にモテモテになったことに戸惑っているせいか、
大学町にやってきたヘレンにほぼ一目ぼれしたうえ、会って二日でプロポーズしたせいか。
いや、かなり冒頭の部分で、みんなシャンディ教授を好きなっ -
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うっかりシリーズ2冊目を先に手にいれてしまって、気がついて、1冊目を手にするまで我慢しました。その甲斐がありました。1冊目から読むべきです。
というのも、まさにこれは「コージーミステリ」だから。
1冊目で「ライフイベント」があり、生活が変わったあの人この人は、その後どうなったのかしら? もちろん2冊目で語られます。2冊目で新しく登場した人物は? 3冊目で語られるはずです。
つまり、2冊目を読んでから、1冊目を読んでしまうと、
「あれー? この人、2冊目には出てこなかったよ。つまりこの人は・・・?」
加害者や被害者ということですね。話まるわかり。
くりかえしますが、1冊目『にぎやかな眠り』 -
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アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『蹄鉄ころんだ【新版】(原題:The Luck Runs Out)』を読みました。
『にぎやかな眠り【新版】』に続き、シャーロット・マクラウドの作品です。
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風変わりなひとびと(と動物)が住む、農業大学のある町の、おかしな事件たち
美しすぎる豚の誘拐に、殺人!?
事件も騒動もパワーアップした、〈シャンディ教授〉シリーズ第2作
生涯の伴侶を得て、幸せいっぱいのシャンディ教授をあらたな騒動が襲う。
夫妻で訪れた金属工芸店で金銀盗難に巻きこまれたのを手始めに、同僚が愛情こめて育てた美しい雌豚は誘 -
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アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『にぎやかな眠り【新版】(原題:Rest You Merry)』を読みました。
アンソロジー作品『13のダイヤモンド』に収録されていた『甘い罠』を読んでシャーロット・マクラウドの作品を読んでみたくなったんですよね。
-----story-------------
アガサ賞生涯功労賞作家の出世作となった、万人に愛された傑作シリーズ第1弾。
特徴といえば農業大学があることくらいの田舎町バラクラヴァ。
この町が活気づく季節――クリスマスが今年もやってきた。ふだんは静かな町全体がクリスマス仕様に彩られ、見物客の大群が押し寄せる季節が。
毎年く -
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シャンディ教授シリーズ2作目。
ヘレンと教授が結婚した後のお話。
今回はヘレンの友人イデューナが登場するのですが、事件に巻き込まれ疲弊している人達に、得意の手料理を振る舞ったり、優しい気遣いで元気付けたり、一服の清涼剤的な役割を果たしています。
ヘレンにイデューナ、この魅力あふれる登場人物のお陰で物語が面白くなっているといっても過言ではないはず。
今回もまたまた大学界隈でいくつかの事件が勃発。
一見それぞれ関わりないような事柄が、最後1つに纏まるというストーリーでなかなか面白かったです。
ただ最後の最後、事件解決への道中がかなり駆け足なので、すっきり解決したはずなのに、まだ何か忘れてい -
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アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『猫が死体を連れてきた【新版】(原題:Something the Cat Dragged In)』を読みました。
シャーロット・マクラウドの作品は、昨年1月に読んだ『ウーザック沼の死体』以来なので、少し久し振りですね。
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カツラが告げる事件の開幕!
農業大学の町が舞台の、明るく楽しいシリーズ第4弾。
秋を迎えたバラクラヴァの町で、新たな騒動の始まりを告げたのは、シャンディ教授の家政婦ローマックス夫人の飼い猫がくわえてきたかつらだった。
かつらの主アングレー名誉教授をさがしに出た夫人は、博物 -
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えろみさんが最近このシリーズに漬かってるユーモアミステリーです。面白そうなので、つられて購入。
実はこれはシリーズ2作目。1作目の「にぎやかな眠り」が見つからなかったのです。しかし、読み始めてしばらくしてふと気がついて、調べたらやはり「にぎやかな眠り」は数年前に既読でした。
で、感想はというと・・・・。
私には合わないようです。
ユーモアはあるのですが、どうもピンと来ない感じです。文体のせいかも知れませんが、物語の中に漬かり込みきれず、上滑りする感じです。また、ミステリーとしての謎解きの面白さの点で見れば、重大な秘密を読者に隠しておいて、最後に主人公が解いてみせるという形式なので・・・