高田惠子のレビュー一覧

  • にぎやかな眠り

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    新版の表紙イラストが激好み!
    ジャケ買いはハズレてしまうことが多いのだけど、これは大丈夫だったー。
    昔はこの手のコージーミステリよく読んだけど、今は翻訳ミステリとか読み切れないかもと不安になりつつ・・・シャンディ教授がとても魅力的で文章も読みやすく(登場人物はこの人誰だっけ?しょっちゅう人物一覧見てたけど)最後まで楽しく読めました。

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    2018年05月17日
  • ヴァイキング、ヴァイキング

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    シャンディ教授シリーズ第三弾。

    いやはや、大学教授たちのお茶目さが相変わらず炸裂。
    下院議員の一団にお下劣な冗談を言ったり、
    発見されたヴァイキングの石碑を大学が誇る雄牛に守らせたり、
    重輓馬やガチョウも狩り出され、
    照明を求めて人の車の配線をいじってライトを点けっぱなしにしたりと、
    かなり笑わされる。

    それでいて、農業を愛し、農地を守ろうとする姿勢にはなぜか胸が熱くなる。

    そしてこのシリーズのもう一つの美点、
    妙齢のカップルが誕生する点においても今回は最高齢!
    しかも言葉も通じない異国の花嫁になるとは。
    面白すぎる。

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    2016年05月26日
  • 蹄鉄ころんだ

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    ネタバレ

    シャンディ教授シリーズ第二弾。

    前作でプロポーズしたと思ったら、
    もう結婚してましたシャンディ教授とヘレン。
    年に一度の輓馬競技会が近づく中、
    買い物に出かけた銀食器店で強盗に遭ったり、
    大学一の出産待ちの豚が行方不明になったり、
    そして殺人事件。

    前作でシャンディ教授が魅力的な理由が謎だと書いたが、
    その理由の一部は、この大学が楽しそうだからかも。

    なんせその豚を捜すために、土曜日の朝五時四十五分に全学集会を開くぐらいだから。
    学長が「農業はビジネスではない、文化だ!」と卒業式でオーク材の演台を真っ二つにするぐらいだから。
    大学中が輓馬競技会や鋤競争や蹄鉄投げに血道をあげるくらいだから

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    2016年04月24日
  • にぎやかな眠り

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    シャンディ教授シリーズ第一弾。

    なぜだろう。
    背が高くもなく低くもなく、
    太ってもいないがやせてもいない。
    ハンサムでもないが醜くもない。
    白いものが増えつつあるし、
    頭頂部ははげかかっている人畜無害なおひとよしなはずの、
    大学教授シャンディ。
    そのシャンディ教授に入れ込んでしまうのは。

    それまで無視していたクリスマスイルミネーションをいきなりド派手にかますという、らしからぬお茶目さを発揮したからか、
    急にモテモテになったことに戸惑っているせいか、
    大学町にやってきたヘレンにほぼ一目ぼれしたうえ、会って二日でプロポーズしたせいか。

    いや、かなり冒頭の部分で、みんなシャンディ教授を好きなっ

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    2016年04月20日
  • にぎやかな眠り

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    うっかりシリーズ2冊目を先に手にいれてしまって、気がついて、1冊目を手にするまで我慢しました。その甲斐がありました。1冊目から読むべきです。

    というのも、まさにこれは「コージーミステリ」だから。

    1冊目で「ライフイベント」があり、生活が変わったあの人この人は、その後どうなったのかしら? もちろん2冊目で語られます。2冊目で新しく登場した人物は? 3冊目で語られるはずです。

    つまり、2冊目を読んでから、1冊目を読んでしまうと、
    「あれー? この人、2冊目には出てこなかったよ。つまりこの人は・・・?」
    加害者や被害者ということですね。話まるわかり。
    くりかえしますが、1冊目『にぎやかな眠り』

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    2016年01月24日
  • にぎやかな眠り

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    ネタバレ

    クリスマスの時期になると、家の周りがどんちゃん騒ぎになることに毎年耐え続けていた主人公がブチギレ。自宅に"とっても素敵な飾り付け"を施して小旅行。しかし、その間に事件が起こって巻き込まれてしまう気の毒な教授の話。
    とはいえそのおかげで出逢い恵まれて事件も解決。登場人物は多かったですが、そこまで読みにくくはなかったです。

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    2025年01月25日
  • 蹄鉄ころんだ

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    アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『蹄鉄ころんだ【新版】(原題:The Luck Runs Out)』を読みました。
    『にぎやかな眠り【新版】』に続き、シャーロット・マクラウドの作品です。

    -----story-------------
    風変わりなひとびと(と動物)が住む、農業大学のある町の、おかしな事件たち
    美しすぎる豚の誘拐に、殺人!?
    事件も騒動もパワーアップした、〈シャンディ教授〉シリーズ第2作

    生涯の伴侶を得て、幸せいっぱいのシャンディ教授をあらたな騒動が襲う。
    夫妻で訪れた金属工芸店で金銀盗難に巻きこまれたのを手始めに、同僚が愛情こめて育てた美しい雌豚は誘

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    2024年01月19日
  • にぎやかな眠り

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    アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『にぎやかな眠り【新版】(原題:Rest You Merry)』を読みました。
    アンソロジー作品『13のダイヤモンド』に収録されていた『甘い罠』を読んでシャーロット・マクラウドの作品を読んでみたくなったんですよね。

    -----story-------------
    アガサ賞生涯功労賞作家の出世作となった、万人に愛された傑作シリーズ第1弾。

    特徴といえば農業大学があることくらいの田舎町バラクラヴァ。
    この町が活気づく季節――クリスマスが今年もやってきた。ふだんは静かな町全体がクリスマス仕様に彩られ、見物客の大群が押し寄せる季節が。
    毎年く

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    2024年01月16日
  • 蹄鉄ころんだ

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    シャンディ教授が奥さんのヘレンに、まったく女性ってものは、とか言うのに若干イラッとしたが、お馴染みさんがあれやこれやしてて楽しめる。
    ヨーロッパの古典的な詩が引用されたり、学長一家や馬の名前やらがゲルマン神話にちなんでいたり、はコージーミステリであっても読み手が共有しているであろう大きな物語をふまえて書かれているんだなぁといつもうれしくなる。

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    2018年02月25日
  • 蹄鉄ころんだ

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    シャンディ教授シリーズ2作目。
    ヘレンと教授が結婚した後のお話。

    今回はヘレンの友人イデューナが登場するのですが、事件に巻き込まれ疲弊している人達に、得意の手料理を振る舞ったり、優しい気遣いで元気付けたり、一服の清涼剤的な役割を果たしています。

    ヘレンにイデューナ、この魅力あふれる登場人物のお陰で物語が面白くなっているといっても過言ではないはず。

    今回もまたまた大学界隈でいくつかの事件が勃発。
    一見それぞれ関わりないような事柄が、最後1つに纏まるというストーリーでなかなか面白かったです。

    ただ最後の最後、事件解決への道中がかなり駆け足なので、すっきり解決したはずなのに、まだ何か忘れてい

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    2016年07月15日
  • にぎやかな眠り

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    主婦が主人公のコージーにありがちな、無茶、無謀、お馬鹿な首の突っ込み方をするというストレスがない点が良かった。
    教授の事件の巻き込まれ方も無理がないし、時折くすりと笑えるユーモアもあり面白かった。

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    2015年12月25日
  • にぎやかな眠り

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    なんとなく買った一冊だったが
    面白かった。
    シリーズものなら続けて読みたい。

    農業大学の町での事件

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    2015年11月23日
  • 猫が死体を連れてきた

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    アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『猫が死体を連れてきた【新版】(原題:Something the Cat Dragged In)』を読みました。
    シャーロット・マクラウドの作品は、昨年1月に読んだ『ウーザック沼の死体』以来なので、少し久し振りですね。

    -----story-------------
    カツラが告げる事件の開幕!
    農業大学の町が舞台の、明るく楽しいシリーズ第4弾。

    秋を迎えたバラクラヴァの町で、新たな騒動の始まりを告げたのは、シャンディ教授の家政婦ローマックス夫人の飼い猫がくわえてきたかつらだった。
    かつらの主アングレー名誉教授をさがしに出た夫人は、博物

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    2025年04月26日
  • 猫が死体を連れてきた

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    シャンディ教授シリーズ、第4弾。
    かつらを咥えてきた猫から始まるという、面白すぎる展開。ポンコツだったオッターモールの成長譚とも言える1冊。
    読み続けている人にしかわからない、独特の楽しさがあるなぁと思う。

    シリーズは続くようだけれど、新版はこれで終わりなのだろうか?気になる…

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    2022年07月27日
  • ヴァイキング、ヴァイキング

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    シャンディ教授シリーズ、第3弾。
    増えていく登場人物たちを追いかけつつ、やはり読んでしまう。前回に引き続き動物たちも大活躍!

    今作は農業のこれからを考えさせられる1冊だったように思う。生きることに直結する、一次産業について日本も再考し、再構築する必要があるのではないか。

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    2022年07月27日
  • 蹄鉄ころんだ

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    シャンディ教授シリーズ、第2弾。
    起こる事件が突拍子もなく、登場人物が濃ゆい。
    ストット教授とイデューナ、スヴェンソン学長とシーグリンデ、ついつい読み進めてしまう。

    読後感が癖になって、続きを購入してしまった。コージーミステリー、意外と好きかもしれない。

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    2022年07月27日
  • にぎやかな眠り

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    くつろいだ、心地よいミステリーをコージーミステリーと言うらしい。正にそれ、な本。

    架空の町バラクラヴァに住む農大教授シャンディが活躍するシリーズ第1弾。
    謎解きが面白いのではなく、人間模様が楽しく賑やか。なんとなく読み終え、何か面白かったなぁ〜という感じ。

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    2022年07月27日
  • 蹄鉄ころんだ

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    えろみさんが最近このシリーズに漬かってるユーモアミステリーです。面白そうなので、つられて購入。
    実はこれはシリーズ2作目。1作目の「にぎやかな眠り」が見つからなかったのです。しかし、読み始めてしばらくしてふと気がついて、調べたらやはり「にぎやかな眠り」は数年前に既読でした。
    で、感想はというと・・・・。
    私には合わないようです。
    ユーモアはあるのですが、どうもピンと来ない感じです。文体のせいかも知れませんが、物語の中に漬かり込みきれず、上滑りする感じです。また、ミステリーとしての謎解きの面白さの点で見れば、重大な秘密を読者に隠しておいて、最後に主人公が解いてみせるという形式なので・・・

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    2017年10月30日