【感想・ネタバレ】にぎやかな眠りのレビュー

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Posted by ブクログ

新版の表紙イラストが激好み!
ジャケ買いはハズレてしまうことが多いのだけど、これは大丈夫だったー。
昔はこの手のコージーミステリよく読んだけど、今は翻訳ミステリとか読み切れないかもと不安になりつつ・・・シャンディ教授がとても魅力的で文章も読みやすく(登場人物はこの人誰だっけ?しょっちゅう人物一覧見てたけど)最後まで楽しく読めました。

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2018年05月17日

Posted by ブクログ

シャンディ教授シリーズ第一弾。

なぜだろう。
背が高くもなく低くもなく、
太ってもいないがやせてもいない。
ハンサムでもないが醜くもない。
白いものが増えつつあるし、
頭頂部ははげかかっている人畜無害なおひとよしなはずの、
大学教授シャンディ。
そのシャンディ教授に入れ込んでしまうのは。

それまで無視していたクリスマスイルミネーションをいきなりド派手にかますという、らしからぬお茶目さを発揮したからか、
急にモテモテになったことに戸惑っているせいか、
大学町にやってきたヘレンにほぼ一目ぼれしたうえ、会って二日でプロポーズしたせいか。

いや、かなり冒頭の部分で、みんなシャンディ教授を好きなっているはず。
そこが最大の謎かな。

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2016年04月20日

Posted by ブクログ

うっかりシリーズ2冊目を先に手にいれてしまって、気がついて、1冊目を手にするまで我慢しました。その甲斐がありました。1冊目から読むべきです。

というのも、まさにこれは「コージーミステリ」だから。

1冊目で「ライフイベント」があり、生活が変わったあの人この人は、その後どうなったのかしら? もちろん2冊目で語られます。2冊目で新しく登場した人物は? 3冊目で語られるはずです。

つまり、2冊目を読んでから、1冊目を読んでしまうと、
「あれー? この人、2冊目には出てこなかったよ。つまりこの人は・・・?」
加害者や被害者ということですね。話まるわかり。
くりかえしますが、1冊目『にぎやかな眠り』から読みましょう。 

主人公はピーター・シャンディ、バラクラヴァ農業大学、応用土壌学教授。つい視界にあるものを数えてしまう癖あり。

舞台は大学がひとつの土地を形成しているようなところです。大学があって、研究棟があって、農場、牧場、発電所などの施設があり、周辺の街には学長をはじめに教職員、事務員、学生、大学関係者が住んでいる・・・事件は、日常から殺人まで、ここで起こります。

舞台が舞台なだけに、登場人物はすべて頭のいい人です。

「わたしもきみの考えに賛成だな、ピート。犯人は、小利口だがそれほど頭の切れる人間じゃない。ということは、教職員全員が該当するということだ。・・・・・・」     (『にぎやかな眠り』61)

ね?

皮肉がきいて、ユーモアがあって、人物のありようが目に迫るように描けるって、なかなかできることではありません。なにより頭がいいのは、作者自身でしょう。

作中に、大学、教育、環境、農業、畜産、食、文学、北欧神話・・・・・・あらゆるテーマを盛り込んで、それでいて、みじんの重さもなく、ユーモアで包んでふわっと浮かべる。いやーーー、面白い!!

そして、もちろんロマンスもあります。ロマンスはミステリーの潤滑油ですからね。

2月に早くも3冊目がでるようで、待ち遠しいです。

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2016年01月24日

Posted by ブクログ

アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『にぎやかな眠り【新版】(原題:Rest You Merry)』を読みました。
アンソロジー作品『13のダイヤモンド』に収録されていた『甘い罠』を読んでシャーロット・マクラウドの作品を読んでみたくなったんですよね。

-----story-------------
アガサ賞生涯功労賞作家の出世作となった、万人に愛された傑作シリーズ第1弾。

特徴といえば農業大学があることくらいの田舎町バラクラヴァ。
この町が活気づく季節――クリスマスが今年もやってきた。ふだんは静かな町全体がクリスマス仕様に彩られ、見物客の大群が押し寄せる季節が。
毎年くりかえされる大騒ぎにうんざりしていた大学教授のシャンディは、とてつもなく派手なイルミネーションで自宅を飾りつけて妨害を試みるが、それが事件を招いてしまう。
休暇の船旅を早めに切りあげた教授がわが家で目にしたのは、親友の妻の死体だった……!
解説=浅羽莢子
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1978年(昭和53年)に刊行されたピーター・シャンディ教授シリーズの第1作にあたる作品です。

農業大学があることくらいが特徴の田舎町バラクラヴァに、今年もクリスマスがやってきた……町をあげての盛大な浮かれ騒ぎを見に、人々が大勢押し寄せる季節が、、、

毎年の喧噪に業を煮やした大学教授のシャンディは、自らも派手なイルミネーションを設置して妨害を試みるが、それが事件を招いてしまう……留守中の自宅で、友人の妻が変死していたのだ!

アガサ賞生涯功労賞作家が贈る、万人に愛された傑作ミステリ〈シャンディ教授〉シリーズ第1作!

農業大学のある田舎町バラクラヴァで起こるクリスマスの殺人事件を、変わり者の教授ピーター・シャンディが解決するユーモアミステリです……自宅で友人ティモシー・エイムズの妻ジェマイマの死体を発見した事件について警察の捜査が不十分だと感じたシャンディ教授は、自ら事件の真相を探ろうとるすが、町の人々や大学の同僚たちの奇妙な言動に振り回されることに、、、

そして第2の殺人事件、さらには発電所の放火事件が発生する……ミステリとしても愉しめますが、個性豊かな多くの登場人物たちが生き生きと描かれ、軽妙でユーモラス、時には下品な会話が愉しめるコメディ要素が強い印象ですね。

殺人事件が扱われていますが、ちっとも深刻ぶらず軽いテンポで物語が進むし、やりきれなさや後味の悪さが残ることなく結末を迎えるところが魅力でしたね……次もピーター・シャンディ教授シリーズを読んでみようと思います。

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2024年01月16日

Posted by ブクログ

主婦が主人公のコージーにありがちな、無茶、無謀、お馬鹿な首の突っ込み方をするというストレスがない点が良かった。
教授の事件の巻き込まれ方も無理がないし、時折くすりと笑えるユーモアもあり面白かった。

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2015年12月25日

Posted by ブクログ

なんとなく買った一冊だったが
面白かった。
シリーズものなら続けて読みたい。

農業大学の町での事件

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2015年11月23日

Posted by ブクログ

くつろいだ、心地よいミステリーをコージーミステリーと言うらしい。正にそれ、な本。

架空の町バラクラヴァに住む農大教授シャンディが活躍するシリーズ第1弾。
謎解きが面白いのではなく、人間模様が楽しく賑やか。なんとなく読み終え、何か面白かったなぁ〜という感じ。

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2022年07月27日

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