山門敬弘のレビュー一覧

  • 風の聖痕2―魂の値段―
    幼き頃、周りから苛められていた時に一度だけ助けられた操に命を狙われていても……それでもあの時に見えた優しさが心の救いとなり、そして今生きている。だから、どんなに恨まれても生きていて欲しい。選ぶ為じゃなく、大切だと思うものを二度と失わない――奪わせない為に持てる最強の力を振い、護り切ろうと戦う和麻の姿...続きを読む
  • 風の聖痕3―月下の告白―
    煉の『初恋』の相手は過酷な運命を背負っており、一度は現状に絶望するが周りの助言を得て、助ける事に成功し、思いは告げるが……と言う悲劇の王道展開なのだが、内面の描き方が素晴らしく、人間としても術師としても成長していく煉は読んでいて熱かった。1巻以来、久々のダークヒーローっぷりを見せつけてくれた和麻だが...続きを読む
  • 風の聖痕
    初めて、前情報とかを見ないで買ったライトノベル

    設定も内容も何もかもが自分好みで最高な小説でした。
  • 風の聖痕Ignition6 ヒミツのカンケイ
    これで、本当に最後の「風の聖痕」のなってしまいました。

    読み終わって、私が一番最初に思ったことは

          『山門敬弘先生、本当にありがとうございました!!!』

    この一言に尽きます。山門先生、本当にお疲れ様でした!
  • 風の聖痕Ignition1 綾乃ちゃんの災難
    「風の聖痕 lgnition2」の感想を記した後、「風の聖痕 lgnition1」の感想を記入していない事に気づいたので順番は逆になりましたが、「lgnition1」の感想を。
     表題作の「綾乃ちゃんの災難」と次の「夢で逢いましょう」は、本編との関連が見られる作品です。それ以外は特にそういった縛りも...続きを読む
  • 風の聖痕Ignition2 僕だけのマドンナ
    随分前に初読したのですが、再読したので感想を。風の聖痕の短編集第二弾です。本編の方では最近少なくなってきた軽妙な会話のやり取りが楽しめる短編集です。
     全部で6編有りますが、その中でも「父と子と」が好きです。内容は単に親子喧嘩なのですが、八神和麻の卑怯さ加減が、存分に顕われていていい感じです。
  • 風の聖痕5―緋色の誓約―
    この巻は4巻からの続きの話と成っています。この巻では、和麻が復讐モードに入ってしまって大暴れしています。
     和麻を止める為に綾乃が和麻と立ち合った上に、和麻を正気に戻すことに成功します。ですが、あれだけ暴走した割には自問自答で立ち直ってしまう点は、ちょっと安易な気がします。
     他には七瀬の救出に由加...続きを読む
  • 風の聖痕5―緋色の誓約―
    前巻で謎の少女・翠鈴(ツォイリン)の秘密と、今回の事件の黒幕が
    明らかになった。
    証拠隠滅とばかにり翠鈴の手によって破壊された万魔殿(パンデモニウム)。
    しかし、終結するかと思ったサイキックバトルはさらにパワーアップして
    続いていた。
    そしてなぜ能力者同士を戦わせているのか、その理由が未だハッキリと...続きを読む
  • 風の聖痕4―瑠璃色の残影―
    新宿でサイキックバトルが行われている―――特定の血筋でもなく、
    とくに修行したこともない人間が、急に特殊能力に目覚め事件を
    起こしているという。
    ひょんな事からその事件に関わることになった和麻と綾乃。
    だが、和麻と警視庁特殊資料整理室(警視庁で霊的事件の対処に当たる
    部署)の新人が事件に関わりのある...続きを読む
  • 風の聖痕
    神凪家は初代が炎の精霊王と契約を為し炎の精霊の加護を受け、また操る術をその血に宿した炎術師の一族だ。
    神凪家の操る炎には一切の不浄を焼き尽くす力をも秘めている。
    宗家の跡取りとして生まれながらも炎術の才能がなく、神凪家の至宝、神剣・炎雷覇を継承する為の「継承の議」では当時12歳だった宗主の娘・綾乃に...続きを読む
  • 風の聖痕2―魂の値段―
    前作では、自分に刃向かうものには容赦ない態度の和麻だったが今回は何かおかしい…。
    自分を兄の敵として殺そうとした操をあっさりと見逃したのだ。
    そんな和麻にヤキモチ(本人自覚なし)から反発を覚える綾乃。
    そんな中、世間では謎の事件が起こっていた。
    若者が町中で突然の衰弱死体となって発見されたのだ。
    ...続きを読む
  • 風の聖痕3―月下の告白―
    今回は、和麻の弟・煉(れん)の
    初恋(?)の話だ。
    とはいえ、ちゃ〜んと和麻と綾乃も出てくるので2人のやりとりが好きな方にも安心(笑)
    今回は初の他の精霊術師の家系が出てくる。
    地術師一族の岩蕗(いわぶき)家は、過去300年に渡って、ある儀式によって富士山の噴火を鎮めてきた。
    その岩蕗家にゆかりの少...続きを読む
  • 風の聖痕Ignition1 綾乃ちゃんの災難
    紛れも無く題名の通り「綾乃ちゃんの災難」そのものです。親友の二人は、さすがと賞せるほどのコンビネーションで惚け、煽り、まくしたてれば、和麻は和麻でいつもの調子で綾乃をいじる。
    和麻はいつもの調子と言っても、今回は特にセクハラ野郎ですね。
    煉君は、この二人を見ているだけで一杯一杯といった感じです。
    ...続きを読む
  • 風の聖痕6─疾風の槍─
    この巻で水術師が登場、これで風術師、炎術師、地術師、水術師と4大精霊の術者がそろいました。
    そして新たなる神器が登場、更に新しい敵も。
    しかし、相変わらず最低男の主人公とヒロインの掛け合いは楽しいですね。
    しかし次の長編はいつ出ることやら・・・
  • 風の聖痕Ignition2 僕だけのマドンナ
    笑える内容だった。
    特に厳馬VS和麻のお互いの似た行動や、由香里(綾乃の友人)が綾乃に惚れている少年で遊ぶところなどなかなか良かった。
    ”笑い”という点で見れば、lgnition 1 より上だと思う。
  • 風の聖痕3―月下の告白―
    著者曰く、真のヒロインである煉が主人公のお話です。巻の冒頭は、煉の級友2人が出て来ますが、綾乃の級友と違って煉の正体を現在は知りませんが、正体を知った時どういう反応を示すのか興味があります。
     話の発端となる亜由美と運命的な出会いを示す表現が、極端(刺激的?)な気がします。これは、この巻に限らずシリ...続きを読む
  • 風の聖痕2―魂の値段―
     この巻では、八神和麻の過去話が事件へと関わる話です。ただ和麻が、何故操を庇うのかの種明かし(回想)が早すぎる気がします。
     この巻の他の見所は、綾乃の友達に正体がばれてしまうこと、綾乃VS霧香などがあります。
     また、助けた後の操と和麻の会話はまるで、D・Sっぽいなーと感じました。
     続刊も楽しみ...続きを読む
  • 風の聖痕
    「風の聖痕」このシリーズは、月刊ドラゴンマガジンで連載中の作品です。
     連載作品を何度か軽く読んで面白いと感じましたので、いまさらですが大人買いしてしまいました。
     さて感想ですが、読みながら心中で「面白い作品だ!」と叫んでしまいました。こんなに純粋に読むのが楽しいのは、「オーフェン」以来です。
     ...続きを読む
  • 風の聖痕3―月下の告白―
    今まで脇役っぽかった煉君の恋物語。綾乃と煉の、大切な人を護れなかった悔しさが伝わってきて、思わず涙が・・・。
  • 風の聖痕
    300ページと言う分量の中にこれだけのボリュームを詰め込めている作者の初小説がコレと言うのには本当に驚きを隠せない。プロットも練り込まれているし世界観も素晴らしい。地の文も独特な雰囲気を醸し出していて直ぐに惹き込まれてしまいました。和麻は飄々とし、その容赦の無さと残酷さはどちらかと言うと悪役側タイプ...続きを読む