山田深夜のレビュー一覧

  • 電車屋赤城

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    作者は元京急電鉄勤務ということで電車の保守作業を担う縁の下の力持ちである男たちを描いた小説。いつもニコニコして不思議に人を引き付ける保守作業下請会社社長の三郎、元電鉄マンで電車の保守なら何でも任せとけという徹底的に無口な赤城、そして他のわき役達と何とも味のあり、かつ電車が好きで好きでたまらない男の職場が舞台。文庫の表紙からテッチャン系の軽い話しと思いきや堂々たる大河小説とも評価される良い小説だ。赤城が出てくる度に「男は黙って」の高倉健を彷彿させる。

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    2011年09月09日
  • 電車屋赤城

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    VVVFが出たとき、新しい技術の躍進に心がはずんだものでした。でも、その波に廃車に追いやられていく車両もあり、台車の下で働く技術屋の、本当に鉄道を愛する思いが伝わりました。感動しました。

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    2011年09月09日
  • 電車屋赤城

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    企業の残酷な思惑に振り回されつつも、思い入れのある車両にただただ向き合う人達の姿は、とてもカッコいい。
    ちょこちょこ出てくる人情エピソードが、ちょっと浅田次郎っぽい感じ。

    「仕事のあり方を学べ」

    自分の襟を正す良い機会にもなりました。

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    2022年03月28日
  • 風になる日

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    著者は、ホンダ・ワルキューレに長年のり続けるバイク乗りで、これまでもバイクと人を主役にした物語を綴ってきた。この本もバイクに魅せられた人物が登場する5編の中短編集。
    一番、印象に残ったのは中編「流儀」。万引き犯の老人を見逃してやったことで警備会社から解雇され無職となった男が北海道へバイクでツーリングに出る。そこで、違法CB無線機を使いながら自分の「流儀」を語る男と知り合い、自分にも「流儀」があることを悟る。無線機や電波法、警備業務の分類など、著者ならではと思える蘊蓄も盛り込まれていた。
    冒頭作の「リターンズ」も奇抜でありながら人情も感じさせる面白い話。恋破れ、故郷・郡山から就職先の東京へ高速バスで向かう主人公がタイムマシンに乗ってやってきたような男たちと出会い、彼らが主人公の未来を語る。SF系の話かと思い、興ざめかけたが、意外な展開が待ち受け、また、引き戻された。後ろ向きだった主人公が前向きになって終わるラストに清々しさも覚えた。
    バイクごと、崖から転落して記憶を失った男と、彼を救った男の関係を巡って、緊迫した展開となる「横取り」も謎解きの要素があり、楽しめた。

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    2020年10月31日
  • 電車屋赤城

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    ネタバレ

    電車好きは読まないと。電車に興味の無い私でも楽しめるのは、登場人物の魅力に尽きる。赤城さんに会いたい!読んでる途中からそう思うし、読み終わっても気になる存在。他の登場人物も、嫌な奴だけど、実は憎めない奴だったり…と、ヒューマンドラマを見終えた気分になれた。

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    2015年05月18日
  • 電車屋赤城

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    まぁまぁ面白かったよ。
    最初のイメージに反して、赤城さん、かっこよすぎゃろ、と思いつつ。

    ただ、ちょっと構成が分かりにくかった気もするけど。
    特に純一周り。

    電車の裏側の世界を見たのは初めてだったので、興味深かった。世の中、まだまだ知らないことが多い。
    ただの消費者側から見れば、あぁ、また電車が変わった。
    それぐらいでしかないものも、そりゃ、確かに、関わっている人からしたら、大きなドラマがあり得ますよね。
    今回は出てきていないけれど、新製品開発者の視点も含めて。
    そんなことをふと思った小説。

    とりあえず、牡丹のおかみ、やるね。

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    2014年04月11日