ただふみのレビュー一覧
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うらやましい三角関係
頭では理解できても心では納得いかない愛もあるんですね。本当のフィアンセは王で、彼のことは尊敬もしているし、愛してもいます。でも、もう一人、王の騎士も気になって仕方がないのです。この作品の姫はそんな自分の気持ちに正直に向き合ったと思います。少し欲張りではないか? という気もしますが、王と騎士もお互いに納得済みでこんな関係が成立して見事にハッピーエンド。うらやましい三角関係でした。
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香水が彩る甘く艶やかな蜜夜
とっておきの香水をつけると、生まれ変わった気がしていつもよりちょっと大胆になる。実体験です。自分はそのせいで色々やらかしましたが(笑)
「ロマンティック・パフューム」は一種の惚れ薬のような香水ですね。ここまで効果抜群でなくてもいいので、こんな香水欲しいな~。レベッカとオスヴァールのように、自分も彼氏とイチャイチャしたい! -
魅惑の香水にメロメロ
最初、主人公のレベッカが調香師と聞いて変わっているな~と思いましたが、中身を見てみて納得しました。作中に出てくる特別な香水は香りが良いのはもちろん、肌に塗ると媚薬の効果があるもの……弱みを握られ、弄ばれるレベッカがそんな香水を使われたら堪らないですよね。初めてなのに絶頂から気を失ってしまうのも納得の流れでした。描写のクセで好みがわかれるかもですが、話自体は面白く読めました。
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素敵な三角関係
こんな綺麗な三角関係は初めてみました。
まぁ、騎士として成長した幼馴染のディードリクに助けられれば、レイナが恋してしまうのは当然の流れですよね。問題はレイナの夫であるスティーブン王が二人の仲を察して、レイナのためにディードリクとの関係をお許しちゃうあたりで……。背徳感はあれど、ドロドロしない割り切った関係。でも、もちろんそんな関係で思うことはあり、葛藤もちゃんとしているんですよね。三角関係だけど綺麗。そこに尽きました。
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乱され方が好きです!
牢獄で凌辱されるところからスタート。主人公のオデットは囚われの宰相に襲われる……牢獄だけあって狭い空間で逃げられもせず、助けてくれる人も誰もいない。個人的にはこの状況だけでも十分おいしかったですが、体の喜びを知ってしまったオデットの心情やだんだん惹かれていく流れがとても良かったです。
何よりも宰相のあの丁寧な口調で攻められたい……ついついそんなことを思ってしまいました。絵もエロチックでとても良かったです!
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ネタバレ
ロマンチックです
設定にある気の強さを窺うところが印象付けられなかったのは残念ですが、ヒロインが欲に呑まれていく姿は良い演出だったと思います。
しかし、監獄でメイドを襲って純潔を奪うとか……ヒーローは悪役ですね。実際のところ、正義ではあるのですが、正義を貫く時点で善悪は変わらないんですよね。それが誰の目で見て、どちら側になるのかが決まるのですから。
ジェルトリュドを恨みつつ、快楽に呑まれていくオデットですが、お決まりの流れながら、それが綺麗に収まっているのでよかったです。何か付け足そうとぐだる作品も多かったりするので、お決まりを貫いてくれているのが好印象でした。 -
ネタバレ
まさにトライアングルラブ……!
最初、兄様は何を言っているんだろうと思ってしまいました。だって自分の婚約者を、ディードリクに犯させるとか普通の人は考えないですよ。そこが王族と一般人の違いでしょうか。心が寛容すぎます。
二人の男性に、しかもどちらも美青年となると、受け入れる側のレイナの胸中は甘く、そして背徳感にまみれています。心なしか、彼女の胸中の言葉を表されている分、作品にのめり込んでしまい、自分が二人に迫られているような気分になってしまったりも。
それに三角関係ながら、ロマンチックさを漂わせるストーリーは素晴らしいものでした。またこんなお話が読みたいです。 -
牢獄から王宮へ
幽閉された牢獄の罪人との淫らでエッチづくしのひと夜。罪人が王子であったため、いつしかそれが本物になって、牢獄でなくて王宮で夜な夜な結ばれることに…。なんだか出来過ぎたストーリーだが、TL小説として読むなら、スリリングで十分面白いだろうと思います。
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香りで癒されたい
調香師であるレベッカが主人公。公爵家の次男であるオスヴァールから、新作品の香水《ロマンティック・パフューム》を吹き掛けられて、香水の効能と執拗な身体検査で蕩けたレベッカは、初めての絶頂で気を失ってしまって…。職業も香水という小道具も、ちょっと面白く感じました。二人を結び付けていくのは、この香水が鍵でした! こんな香水、本当にあればなあ~。読後には、現存する「香水」の中にこの「香り」を見つけたくなりました。
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ネタバレ
ロマンチックなお話で……
ロマンティック・パフューム。香水なのに飲んでいいのかなとはさておき、媚薬のような効果を持つこの香水を使った濡れ場はよかったなぁと思います。
オスヴァールが一瞬、こいつ女を薬漬けにして犯すだけの嫌なヤツなのかなとは思いましたが、話が進むにつれてそうでもなく、好感は一応持てました。