堀裕嗣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
スクールカーストという言葉はよく聞いていて自分でも使っていたけれど、どこから出てきた言葉なのか知らなかったので読んでみた。
内容はとても面白く、これは学校に限らず職場でも同じだと感じた。
実際の権限や権力よりもコミュニケーション力がカーストへの影響力が多いそうで、
①自己主張力
②同調力
③共感力
この3つを兼ね備えた人がスクールカーストのトップに躍り出る。
しかし、現実には多くは存在しないし、学校の先生でさえ各学校に1人いるかいないかの程度だから、各担任が独力でクラスをコントロールできるとは限らず先生同士のチームで対応することが重要なのだそう。
これはまさにそうで、会社の組織運営にも大 -
Posted by ブクログ
本書の評価
いじめ問題について考えるには必須の書籍❗
どんなタイプの生徒がいじめやすいのか、またどんな生徒がいじめに合いやすいのか、このようなヒントを教えてくれるのが本書です。
読んだ感じだと、スクールカースト上位の者はいじめに合いにくいです。能力が高く、社会性に優れているからだと考えられます。いじめっ子になりやすいのかと言えばそうでもない(残虐リーダータイプはなりやすいが)。
逆にいじめに合いやすいのは、スクールカーストが低い生徒です。言葉は悪いが、社会性が低くバカにされやすいと言えます。また、能力が低く、見下されやすいのかもしれません。
本書の感想
私は本書のスクールカース -
Posted by ブクログ
■スクールカーストの決定要因は「コミュニケーション能力」
■昨今,リーダー生徒が不登校に陥る事例が増えている。
■現代の生徒たちは「自己主張力」「共感力」「同調力」の総合力としての「コミュニケーション能力」の高低を互いに評価し合いながら自らの「スクールカースト」の調整に腐心しているとみてよい。
■「スクールカースト」は別名「学級内ステイタス」と呼ばれる。
■自己主張力:自分の意見をしっかりと主張でき,他人のネガティブな言動・態度に対し戒めることのできる力。
■共感力:他人に対して思いやりを持ち他人の立場や状況に応じて考えることのできる力。
■同調力:「場の空気」に応じて常に明るい雰囲気を形成す -
Posted by ブクログ
「スクールカースト」という考え方に基づいて、現在の子どもたちの学級における関係性を読み解いていこうとする本です。
本書では、スクールカーストの決定要因は「コミュニケーション能力」とされています。
「自己主張力」「共感力」「同調力」それぞれの「高い」「低い」の組み合わせによって、8つのタイプがあるとし、それぞれの特性を知ることによって、適切な対応ができるのではないかと、事例をもとに具体的に紹介されています。
さらに、この8つのタイプは子どもだけでなく教師にも当てはまるといいます。
相互作用で何が起こってくるか、自分のタイプと相手のタイプを知ることで、対応の進め方、協力の求め方が変わってくるこ