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血の通った「現場のスクールカースト論」。
現役のベテラン中学校教師である著者は、「スクールカーストの決定要因は、コミュニケーション能力だ」と、その本質を喝破、学校現場で現在進行形で起きている数々のいじめ、トラブル等のエピソードを紹介、分析していきます。
スクールカーストを要因とした、「LINEはずしが起きるリアルなプロセス」や、「突然キレて、暴力をふるってしまう子の事情」等々、紹介される数々のエピソードは、教育関係者ならずとも、深く考えさせられるものばかりです。
現在の子どもたちの変容の根底にあるものについて分析したうえで、全国の学校現場に向けて提案する、最終章「現代型いじめと教師の対応」は、必読です。
Posted by ブクログ 2023年08月01日
スクールカーストという言葉はよく聞いていて自分でも使っていたけれど、どこから出てきた言葉なのか知らなかったので読んでみた。
内容はとても面白く、これは学校に限らず職場でも同じだと感じた。
実際の権限や権力よりもコミュニケーション力がカーストへの影響力が多いそうで、
①自己主張力
②同調力
③共感力...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月24日
本書の評価
いじめ問題について考えるには必須の書籍❗
どんなタイプの生徒がいじめやすいのか、またどんな生徒がいじめに合いやすいのか、このようなヒントを教えてくれるのが本書です。
読んだ感じだと、スクールカースト上位の者はいじめに合いにくいです。能力が高く、社会性に優れているからだと考えられます...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月11日
現役中学生教師の筆者が生徒たちのスクールカーストの状況を分析している本。
スクールカーストを意識することで、生徒への指導も適切にできるようになる。先生もスクールカーストの査定をされている。
この本は、先生から見た、学校、教室の管理方法について、ストレートに本音ベースで書いてある。一人の人間として、様...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月12日
■スクールカーストの決定要因は「コミュニケーション能力」
■昨今,リーダー生徒が不登校に陥る事例が増えている。
■現代の生徒たちは「自己主張力」「共感力」「同調力」の総合力としての「コミュニケーション能力」の高低を互いに評価し合いながら自らの「スクールカースト」の調整に腐心しているとみてよい。
■「...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月25日
著者は現役教師という触れ込みですが、クラス内のトラブルに直接関わる担任の視点というよりも
現場から少し離れた、安全な立場からの見方だなという印象を受けました。
また、ネタ切れなのか後半はやけに引用に頼ったところがみられます。
肩書は立派ですが、実際は本を出すほどに教室の現状を把捉できていないのでは...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月05日
「スクールカースト」という考え方に基づいて、現在の子どもたちの学級における関係性を読み解いていこうとする本です。
本書では、スクールカーストの決定要因は「コミュニケーション能力」とされています。
「自己主張力」「共感力」「同調力」それぞれの「高い」「低い」の組み合わせによって、8つのタイプがあると...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月05日
やや断定的な印象を受け、はたして現実は本当にこのようにわかりやすい構造なのか、その対策が本当に有効なのかと半信半疑ではある。
特に、十人十色の人間をカテゴリ分けすることは「もちろんあくまで〜」という断りがあったとしても、個人的には敬遠してしまう(教育であれば尚更)。
しかし逆に言うと、非常に混沌とし...続きを読む
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