佐藤智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中学受験をさせる気は全くありませんが、子どもへの教育の引き出しを一つでも増やしたくて読みました。
国語、算数、社会、理科の四科目それぞれに、親がどのように子どもにアプローチし、興味や探究心、好奇心を持たせるか、また育てるのかが書かれていました。
実際にアドバイスを参考にして、子どもと接してみると、自分の期待した以上の反応があり、それだけでも読んだ価値が十分にあると思いました。
教育とは環境整備だそうです。
土壌を耕し、水や肥料を与えていく。そこからどんな花が咲くかはわからない。
大人にできるのは、個性あふれた花が咲くように環境整備を行うこと。
しかし、環境整備を行うには、様々な情報を得て -
Posted by ブクログ
ネタバレ学びを楽しむために普段の生活でも取り組めることが書いてありました。
国語
親も読書をし本を読むことは楽しいこととおもわせる。子供が本を選ぶ機会をつくる。分からない言葉の意味を類推するように伝える。
子供が読んだ本についてどんなことが書いてあったの?と尋ねる。
算数
親子で九九クイズをして遊ぶ。外食時子供に現金で支払いをさせる。何割引•何%OFFなど子供に計算してもらう。料理をしたり、家具などのサイズを測ることで単位に触れながら計算する体験をさせる。ホールケーキの切り分けをお願いする。
マグフォーマー、折り紙、パズル、LEGO等で一緒に遊ぶ。
社会
世の中と接続する教科。散歩や旅行で気づき -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の時とは違うということを忘れずに。丸暗記でなく、自分の言葉で説明できること。
伸びているところはどんどん伸ばす(他のできてない教科を勧めるのではなく)本人が興味あるならラノベだってオッケー。
与えるだけじゃなくて、親も興味を持つ(姿をみせる)、楽しむ(むしろ親が好きなことを勧める)。
算数は先取りしなくてもよい。発達にあったところをしっかりと。
ミュージアムは興味のあるところを。下調べやスケジュール準備を一緒に。何回も行く。
何かを育てる時は子ども任せにしない。(めんどくさいこと扱いになる)
キャンプ…自然と触れ合い興味を持つこと。 -
Posted by ブクログ
何が正解か分からないこれからの時代を生きる子どもたちに必要な力
①「知りたい、わかりたい」という好奇心
②言われたことに対して「そうなのかな?」と批判的に考える力
③自らを表現する力
学校や塾では、子どもたちのなぜ?という好奇心の芽を潰し、大人の都合のいいように管理していることはないか?
先生に言われたことだけをやる、答えを求めて自分で考えない指示待ち人間を生み出してないか?
覚えていれば解ける問題ばかりやってないか?
これまでの日本の教育制度では子どもたちはこの3つの力を育めない。
大人の言うことに素直に従う子=いい子
では必ずしもない。
大人の言うことを鵜呑みにせず、自分の頭で考え
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Posted by ブクログ
10万人以上を指導した 中学受験塾 SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること
著:佐藤 智
勉強や学びの楽しさを知ることは、子どもの選択肢を増やすことにつながる。その楽しさを胸に、中学受験をしてもいいし、しなくてもいい。どんな道を進んだとしても、学ぶ楽しさを知っていれば、きっと自分の居場所で心が弾むような探究ができるはずである。学ぶ楽しさが子どもたちの原動力になる。
本書の構成は以下の6章から成る。
①自発的に学び続ける頭のいい子
②国語ができる子になる習慣
③算数ができる子になる習慣
④社会ができる子になる習慣
⑤理科ができる子になる習慣
⑥中学受験との向き合い方
勉 -
Posted by ブクログ
今や首都圏の中学受験塾としては最右翼のSAPIXの先生方・・・にインタビューした教育ライターがものす、「頭のいい子」(≒本書の場合、勉強ができる子)の親の接し方について、ハウツー的に紹介された一冊。
受験テクニックや勉強法などが書かれているのではなく、それよりずっと手前の、家庭習慣に根差す子育て論であり、未就学~小学校低学年の親向けの本。
頭のいい子とはすなわちどんな子か。
それは、学ぶ楽しさを知っていて、色々なことに好奇心を持ち、自ら学び続けていくような子であると説く。
それを踏まえて、家庭学習の習慣および、国算理社4科それぞれの土台を築くためのTIPSが記載され、最後に中学受験との向き