ヴィトゲンシュタインのレビュー一覧

  • 論理哲学論考

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    1.1
    世界は、事実の総体である。事物の総体ではない。
    1.13
    論理空間のなかにある事実が、世界である。

     この言葉が哲学と心理学(科学)の違いを如実に示していると思いました。
     
     100分de名著に刺激され、本書を手に取ってみました。
     難しかったですが、アタマの中をひっくり返して、自分の偏見や、それを形作るもととなった(自分が属する)環境について思いを馳せる時を過ごせました。

     人は日々動いています。他の人も日々動いています。
     事の良し悪しではなく、ぶっつけ本番での即興的な化学反応が、論理空間を生じさせ、言語や行動を発せさせる。
     その時捉えられる事実(と思っていること)が、世界

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    2026年04月29日
  • 論理哲学論考

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    小著だと思って見くびっていました。文章は読みやすいのに、理解ができない。
    私には論理学の数式が理解できなかったが、それを除いても理解ができなかった。
    けれど、ところどころにヴィトゲンシュタインの思想のエッセンスのようなものを感じられた。
    近代ウィーンの空気は気持ちが良かった。

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    2025年10月07日
  • 論理哲学論考

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    前半の緻密な論理的考察からトーンが一転し、神や生と死、倫理や美といったものへの考慮へ移る境目が印象的だった。本文以外では、わかりやすい解説と、あとがきの訳者のこだわりが伺える点が好き。

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    2025年09月20日
  • 論理哲学論考

    Posted by ブクログ

    衝撃的だった。特に否定によって世界の内にあるものは全て真理関数で表せることに気がついたことがすごいと思ったし、納得してしまった。その上で世界の外にあるものは真理関数では表せないと気づいたときに著者が「6,44 世界がどうであるかということが、神秘なのではない。世界があることが神秘なのだ。」と述べてて、なんとなく毎日を生きている自分にとってささった。
    記号論理学を勉強した上でもう一度よんだら今回理解できなかったところも理解できてまた新しい視点から本を読めそうで面白そう。読み直したい。

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    2022年02月02日
  • 論理哲学論考

    Posted by ブクログ

    古田徹也氏が書いた解説書を読んだおかげで、ようやく本書を読み終えられた。しかし、解説書には省かれている項目もあったため、その項目部分は理解できなかった。また、岩波文庫版の方が語句の定義も載っているし、訳も自然だと言うことに光文社版を買ってから気づいた。失敗。ところで、本書の冒頭部に記載されている、『高校生のための『論考』手前講義』を読んだだけで、論考の内容を理解できる人はいるのだろうか。。「どう考えても高校生向けじゃないだろ!」とツッコミたくなるのは私だけじゃないはず(笑)

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    2019年06月16日
  • 論理哲学論考

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    最後のことばは「語ることができないことについては、沈黙するしかない」と訳されている。従前これは「語りえぬものについては、沈黙せねばならない」などと訳されてきた。
    「せねばならない」は禁欲的でありそれゆえ戒律的で「自己」が見えるが、「するしかない」は事実を端的に述べている。ウィトゲンシュタインの本来はこっちではないのだろうか。淡々と事実を述べ、そうであるしかない結論に至る。もう否定しようがない事実が「示されている」のに、「せねばならない」などとご託宣を述べて屋上屋を架す理由はないわけだ。
    「世界は、私の意思に依存していない」「倫理の命題も存在することができない」「倫理を言葉にすることはできない」

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    2014年01月20日