丸川トモヒロのレビュー一覧
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ネタバレ少年エースに最初の読み切りが載った時から知っていたが、ラブコメをどことなく馬鹿にしており、次第に読まなくなった。今月のSFマガジンで15年近くの紆余曲折を経て完結した事を知り、急に読み直したくなり購入。そういえば読まなくなった頃はレギュラー登場人物も増え、惑星間戦争?みたいな壮大な話になっていた気が。その辺りも確認したい。
今読むとジュブナイルとラノベの橋渡しのような作品だったんだな。
年上だがウラシマ効果のため年下になってしまった姉と、護衛の宇宙船バチスカーフ(キャリアウーマン風な人型インターフェイス姿で登場)は好きだったキャラで覚えている。
坊主頭の主人公の悪友と、SFマニアの -
Posted by ブクログ
ネタバレ「成恵の世界」からのスピンオフ。思った以上にガチな魔法少女バトルものです。
考えてみれば、戦車擬人化なわけで、時代を先取りしてたんだなぁ、としみじみ。
導入は「成恵の世界」で描かれていた流れをそのまま踏襲してる感じでしょうか。
敵側魔砲少女の描写や設定が割りとしっかりしているので、設定厨にも満足のいく出来ですw
近接戦闘繰り広げる砲撃少女、ってのもかっこよかったり驚いたり。
あとはちょっと線が荒いというか、その辺をどうにかしてくれると読みやすいかなぁ、と。
個人的にお気に入りはケイちゃん。
魔法のドレイン(カウンター)で血を吐いちゃうあたりが何か燃えます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きになった女の子が宇宙人だったから始まる、中学生の奇妙な日常SF。
最終巻は、異世界からの来訪者と作る日常の場合の最終回のお約束的に、帰らなければいけない事情の話。
問題なく、悪くない形で着地させている。
いろいろな体験で捉え直した世界を、地球を、もっと良く出来るように。あの日見た理想の世界に、肩を並べることができるように。
なんだかんだ、結構まじめにサイエンス・フィクションしていて、楽しかったですよ。伝えたいことがわかりにくいのは、作者も承のまま垂れ流していたみたいだし。
個人的にはもう少し綺麗に収斂していく方が好みだけれども、雑味を取り除かない方が作者の作風に合うみたいだし、これは、 -
購入済み
さよなら丸川先生
今更ながら完結&星雲賞受賞おめでとうございます。最初に出会ったのがもう二十年前という(当時五巻まででした)、時間が過ぎ去るのは早いものです。しかし、それが理由で評価が低いわけではないです。鈴ちゃんたち機族三人娘が、という理由です(あと、シラセが好きだったのですが)。私からするとハッピーエンドではなかったです。もう丸川先生の漫画は読まないでしょう(四号ちゃんには、鈴ちゃんみたいな存在は出てこないでしょうし)。一時期は同人誌作ったくらい好きでした。では、先生のご健勝をお祈り申し上げます。