岸根卓郎のレビュー一覧

  • 量子論から科学する「見えない心の世界」 心の文明とは何かを極める

    Posted by ブクログ

    驚愕の書である。たまたま書店で手にとって買い求めたが、量子論を元に、生命、心、あの世とこの世、更には神までも解き明かそうとしている。

    量子論では、光(電子)が、粒子と波動の両方の性格を持つことから、同様に人も粒子(実体=肉体)と波動(命=心)を持っていると説く。物理のみならず、道教、佛教、東洋・西洋思想を網羅し、東洋の物心一元論こそ量子論と同一の考え方と私見を展開している。

    これだけだとエセ新興宗教のようだが、著者は京大名誉教授で、量子論をわかりやすく説く力量は大したもの(これで量子論もバッチリ)。

    電子が心を持つ(でなければ、人が心を持てるはずがない)は今ひとつ納得できなかったが、人が

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    2021年07月12日
  • 量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」 物心二元論を超える究極の科学

    Posted by ブクログ

    とてもおもしろい
    量子論の歴史から未来に向けて
    具体的に実験の意味や工程や
    論理が生まれるプロセスを種明かしされている

    素粒子に見る量子論による
    物心二元論を超える究極の科学で
    三千年に及ぶブッダからの宇宙論についての情報や
    タオによる大自然の成り立ちについての情報などを
    具体的な形として説明する

    岸根さんの考えにほぼ納得できるが
    宇宙意識を神の心としていることと
    人間の意識だけが宇宙意識や
    神の心に通じるとしていることには疑問を感じる

    形あるもののすべてに意識があるとしながら
    何故人間のみが選ばれ特権を得ているのか
    神とは人間による創造物でしかなく
    むしろ人間間の権利獲得のために
    特権

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    2015年10月01日
  • 量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」 物心二元論を超える究極の科学

    Posted by ブクログ

    京大名誉教授だけど、言い回しがくどすぎるのと、根拠がない主張
    最後の一文の亡き娘に会いたいという気持ち、の部分が一番の根拠ではないだろうか
    ・シュレーディンガーの波動関数は、猫の世界にかぎらず人間の世界についても、表の世界である生の世界のこの世と裏の世界である死の世界のあの世が共存していて、重なりあっていて、しかも相補化していることを立証している。
    ・この世に住む人間にとっては、生死の重なりあった複素数の世界の相補性の世界そのものを見ることは決してできず、生の世界しか体験できない
    ・この世が存在するかぎり、必ずあの世も存在する
    ・あの世とこの世はつながっていて、しかもあの世がこの世へ投影されて

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    2017年07月14日