加藤敏春のレビュー一覧

  • 節電社会のつくり方 スマートパワーが日本を救う!

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    今、世の中には無責任なエネルギー未来図を説く本がいっぱい出回っているが、この本はしっかりした知識と洞察に支えられていて、とてもいい本だと思う。
    それでも、著者の提唱するエネルギーネットワークのスマート化というのは、経済、ITのバックグラウンドの人が信じるほど容易いものではないし、エネルギー問題を解決する切り札にはなりえないと考える。
    今後、再生可能エネルギーを今よりも増やすことは、著者の言うとおり「非常時・災害時のロバスト性、利便性確保」の点ではうなずけるのだが、結局のところ自然エネルギーは、本来、木々や海や鳥や動物が享受していた太陽エネルギーを「収奪」するものであることは忘れてはならない。屋

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    2018年10月14日
  • 節電社会のつくり方 スマートパワーが日本を救う!

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    ネタバレ

    本書は(社)スマートプロジェクト設立の元通産省役人の著者が、自らの団体と一緒にエネルギーのスマート化を進めることで節電社会を作っていきましょう、と呼びかけている本です。全体的に役人的なコンセプトペーパーのきらいは否めませんが、関連情報を提供してくれると言う意味はあるかもしれません。例えば、

    ○ 日本のエネルギー源の64%は捨てられている。これは山奥につくった発電所からの長い距離による送電ロスと発電プロセスでの電力変換効率が半分以下で後は熱として逃げているため。これは他国でも同様で米国で62%、イギリスで63%、フランス72%、そして中国は78%といずれも高い数字。

    ○ 分散型エネルギーとは

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    2012年05月14日
  • 節電社会のつくり方 スマートパワーが日本を救う!

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    同じことを繰り返し述べています。特に蓄電池推し半端ないなと思いました(笑)手始めの1冊でも物足りないかなと感じます。スマートシティ、スマートグリッドについて詳しく知りたい方は別の本を読んだほうがいいかもしれないです。僕はスマートグリッド?なにそれおいしいの?っていう人だったので、へぇ~と思うところはありましたが。ビギナー中のビギナーが読む本ですね...多分。ざっくり書かれているので、読むスピードがそんなに早くない人でも2時間ぐらいで読めると思いますよ。

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    2012年05月02日
  • 節電社会のつくり方 スマートパワーが日本を救う!

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    ネタバレ

    2011年6月に発刊された新書。スマートプロジェクトを提唱する筆者の節電で縮み志向に陥りがちな発想ではなく、分散型のマイクログリッドを張り巡らした電力ネットワークを駆使した手法でのぞむべきという主張。原子力は今後も20年間は基幹電力として有用で、これに早く先述のネットワークが層状に重なるべきという。明るくわかりやすい論調だが、後半がどんどん楽観的になるので読むのであれば前半まで。

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    2011年10月04日
  • 節電社会のつくり方 スマートパワーが日本を救う!

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    今のエネルギーの需給の問題やスマートグリッドについてとてもわかりやすく解説されている本です。もともと、著者は地域通貨を提唱されていた方という印象だったので、どうしてこのような本を書かれたのかなぁと思っていましたが、「エコポイント」という手法での国民的活動を提唱されているところで、納得。経済価値とそれ以外の価値(環境に良いという価値)を通常の貨幣とは違う媒体で交換・循環させる、ということなのかな、と思います。
    惜しむらくは本のタイトル。
    「節電」というコトバの概念が狭いので、この本が扱う世界の幅広さと合っていない気がします。流行りのコトバで「耳目を集める」というやりかたも、善し悪しだと思います。

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    2011年07月06日