加藤敏春の作品一覧
「加藤敏春」の「世界史を動かす 聖書と金利」「節電社会のつくり方 スマートパワーが日本を救う!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加藤敏春」の「世界史を動かす 聖書と金利」「節電社会のつくり方 スマートパワーが日本を救う!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
今、世の中には無責任なエネルギー未来図を説く本がいっぱい出回っているが、この本はしっかりした知識と洞察に支えられていて、とてもいい本だと思う。
それでも、著者の提唱するエネルギーネットワークのスマート化というのは、経済、ITのバックグラウンドの人が信じるほど容易いものではないし、エネルギー問題を解決する切り札にはなりえないと考える。
今後、再生可能エネルギーを今よりも増やすことは、著者の言うとおり「非常時・災害時のロバスト性、利便性確保」の点ではうなずけるのだが、結局のところ自然エネルギーは、本来、木々や海や鳥や動物が享受していた太陽エネルギーを「収奪」するものであることは忘れてはならない。屋
Posted by ブクログ
本書は(社)スマートプロジェクト設立の元通産省役人の著者が、自らの団体と一緒にエネルギーのスマート化を進めることで節電社会を作っていきましょう、と呼びかけている本です。全体的に役人的なコンセプトペーパーのきらいは否めませんが、関連情報を提供してくれると言う意味はあるかもしれません。例えば、
○ 日本のエネルギー源の64%は捨てられている。これは山奥につくった発電所からの長い距離による送電ロスと発電プロセスでの電力変換効率が半分以下で後は熱として逃げているため。これは他国でも同様で米国で62%、イギリスで63%、フランス72%、そして中国は78%といずれも高い数字。
○ 分散型エネルギーとは
Posted by ブクログ
今のエネルギーの需給の問題やスマートグリッドについてとてもわかりやすく解説されている本です。もともと、著者は地域通貨を提唱されていた方という印象だったので、どうしてこのような本を書かれたのかなぁと思っていましたが、「エコポイント」という手法での国民的活動を提唱されているところで、納得。経済価値とそれ以外の価値(環境に良いという価値)を通常の貨幣とは違う媒体で交換・循環させる、ということなのかな、と思います。
惜しむらくは本のタイトル。
「節電」というコトバの概念が狭いので、この本が扱う世界の幅広さと合っていない気がします。流行りのコトバで「耳目を集める」というやりかたも、善し悪しだと思います。