沖本るり子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
管理職向け部下とのコミュニケーション指南書。
シーン別に解説されていて、タイトルの通り、ワンシーン1分勝負。確かに実際の現場で、そのコミュニケーションの成否は最初の1分で決まる。
この構成は一見、安易なマニュアル本に見える。しかし、本書の説く「ネガティブなことを言う部下への対応」は、安易なマニュアル本にありがちな「ポジティブシンキングへの誘導」とは真逆で、現場の管理職の苦労を知り尽くしていなければ書けない。
本書は「こんな部下には、こういうとき、何て言ってあげたらいいだろう?」と思ったとき、頼りになる。
この本は、部下とのコミュニケーションを通じて、部下の育成だけでなく、自らのリーダー -
Posted by ブクログ
著者は、㈱CHEERFUL代表取締役。30代前半に某管財商社の取締役となる。リーダーとして組織をまとめながら経営に関わる中で、「部下との行き違い」「他部門との衝突」「長いばかりで中身のない、無駄な会議」に頭を悩まされる。その中で「聞き手が内容をつかみやすい話方」を研究し、現在では「人材開発育成」をメインに、企業研修や公開セミナーの講師を務めている。
「話を聞く側」が人の話を集中して聞ける時間は、長くても1分である。「1分以内に、何をどう伝えるか」が勝負である。「相手にわかるように」とだらだら長く話をすればするほど、かえって相手の聞く気をそいでしまうのである。
頭ではわかっていても、実践が難 -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目8箇所。本書は、ビジネスの現場でよくある具体的なシチュエーションのなかで、どう話せば相手に聞いてもらえるのか、その伝え方、話し方をまとめたものです、リーダーとして、上司や部下、社外の方など、いろいろな人を相手に「伝わる話し方」ができる人になっていただければうれしいです。まず問題なのは、話が長いことです、とくに朝一番で長い話を聞かされると、その日一日の調子が思いっ切り狂います。「こんなリーダーになりたい」と思われていたり、「このリーダーは頼りがいがあるなぁ」と思われていたりするなら、部下は自然にアドバイスを求めてきます、それがないうちは、こちらがどんなアドバイスをしても、まったく無駄