岡田惠和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドラマの役者さんたちと監督はもうとてもこの物語を素晴らしく語ってくださいましたが、
ノベライズの文字を通して、よりそれぞれの心や思いを味わうことができました。
ラブストーリー以外の線では、
個人的に、
ボランティアのところのとある描写に対し、
かなり衝撃的でした。
そして去年の朝ドラ#おかえりモネ との繋がりもあって、
再び自分の心を揺るがせたのを覚えています。
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この作品は、
ラブストーリーとして、
納得いかない部分があると思います。
私にとって、
これからの人生で、
きっと時々心の隅から
自然と出てきて、
その余韻を感じられる、
そんな作品に違いはありません。 -
Posted by ブクログ
とってもよかった。タイトル「いちごの唄」、そして表紙のいちご畑の表紙も物語を読み終えた後に見ると、すべての意味がわかって胸がきゅーと甘酸っぱい気持ちでいっぱいになる。
表現のひとつひとつに丁寧に手が加えられていて、素敵。心にすーと入ってくる。
あーちゃんの
「私もさ、戦ってみたいなって。負けてもいいから。伸ちゃんや、コウタ君のためにも、私のためにも。ちゃんと前を向こうと思ったんだ。かぐや姫にも、天の川の女神にも!なれなくてもさ。せめてちゃんと戦ってみようって。何をどうしたらちゃんと戦えるのか、わからないけどね。とりあえず、逃げるのをやめようと思って。で、ここに来た。」
っていう言葉が好きだった -
Posted by ブクログ
かっこ悪い生き方をしている人を見ると胸の奥がむずむずする。
かっこ悪い生き方をしている人が、僕はずっとうらやましかったんだ。
僕はかっこ悪いことから逃げてきた。できるだけかっこ悪いことを言わないように、できるだけ失敗しないように、特に恋については、恋なんてなかったことにして、嫌われたり、キモがられたり、目をそらされたりしないように、逃げてきた。
人のいいところを探すのが好き。だけど、気になる人ができたら、できるだけその人のダメな所とかダサいところを探そうとした。多分怖かったんだと思う。自分の恋が叶わなくても、叶わなかった相手は大したことないやつだったって思えたら、あんまり傷つかなくて済む