kotoのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
手に取ったのはヴィレバンの本棚。
美麗なイラストと表紙の「秋は夕暮れ」の現代(超)語訳。
所々ある「色」の紹介も素敵で一気に世界に引き込まれる。授業で習ったのなんて昔すぎて内容もほぼ覚えてないが「あ、〇〇の作品で使われてたな」とか「聞いたことあるな」っていう歌も多かった。
合間にある「和歌集ってなんですか」と解説があるのも普段読み慣れない人にとっては大変助かります。
個人的に22「桜なんて」在原業平の歌がイラストの美しさも相まって物悲しくも心に残る感覚になったり、 42「静御前ファンクラブ会報」の文章がまるで推しのライブへ行った人のブログなのだが、続く歌はあの頼朝の前で舞った時に歌われたも -
Posted by ブクログ
日本の言葉、文学を大切にしたい、そんな筆者の想いが詰まった宝物のような作品だと思う。
「万葉集」「古今和歌集」「拾遺集」「枕草子」などの「一度は見た(聞いた)このある」美しい和歌を味わうことができる、この企画は傑作だと思う。
平安の日本文化の黎明期、そして鎌倉、室町の武士社会のいわば混乱期に詠まれた和歌がこんなにも今の自分達の心と通じ合うことに感動。
この中から一首でもいいからお気に入りの和歌を覚えてみたくなる。
普段見慣れた風景や、人間関係、時間の移ろいが違ったものにきっと見えるから。
そして愛する心が増していくように思う。
「おわりに」に書かれた書写のkotoさんの言葉、この本が生まれる