北中正和のレビュー一覧

  • ビートルズ(新潮新書)

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    「(比較的ユルめの本が多い)新潮新書でこの薄さでビートルズ?」と少々バカにしていたのだが、読み終わっておなか一杯に。むしろ、多少ロックの教養とイギリス史の知識がないと途中で投げ出しちゃうかも、ってくらい濃密な一冊。今は知らないアーティストも、YouTubeで聴けるし、英語情報まで含めたら検索で大体の人の素性は分かる。良い時代になったものだ。今回サクッと読んだから、2回目はじっくり堪能しよう。恥ずかしながら、世界的なシタール奏者のラビィ・シャンカル(父)とノラ・ジョーンズ(娘)が結びついていなかった。。。

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    2021年12月06日
  • ロック史(立東舎文庫)

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    エルビスから始まるロック史なので、私たちが一般的にイメージしているロックの歴史をざっと理解するには良かった。
    ただし、講談社現代新書(1985年)→ 新版(2007年)→ 立東舎文庫版(2017年)という本書は新版が出版される際に加筆されてはいるものの、80年代後半からのLAメタル、グランジからオルタナティブロック、ブリトポップ、ヒップホップについては薄い。しかしながら社会の変化に合わせて若者のライフスタイルが変わり、新しい音や音楽が生まれ、そしていつの間にかダサくなるというそのサイクル。ロックが世に出て、認知され、ビジネスになり、やがて陳腐化して停滞、新たなロックが世に出てくる様子はすでにエ

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    2020年03月07日
  • 細野晴臣 インタビュー THE ENDLESS TALKING

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    1992年に出版された細野晴臣へのインタビュー集であり、幼少の頃からはっぴいえんど等における日本語ロックの創出から、トロピカル3部作に代表されるソロ作品、YMOの結成、そして再びソロ活動へ、という一連の活動が語られている。

    私にとって細野晴臣というミュージシャンを始めて強く認識したのはSketch Showでのエレクトロニカ(最終的にはYMOの再活動に繋がる)と、HARRY HOSONO&WORLD SHYNESS名義でカントリー&ウェスタンを再解釈した「FLYING SAUCER 1947」であり、既にミュージシャンとしての”個”を強く感じていたものだった。一方、細野晴臣の音楽遍歴

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    2019年10月27日
  • 細野晴臣 インタビュー THE ENDLESS TALKING

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    最初は東京の昭和初期の風景ばかりを語っており、細野氏のインタビューであることを忘れてしまような気がして読み進めた。
    リトルフィートとの出会いは細野氏の自分が持つ印象とは離れた位置にあるものであり意外だった。(図)

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    2009年10月04日