郡司ななえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
普段は読まないタイプの本なのです。
昨日、持っていた本を往きの電車の中で読み終えてしまい、帰りの電車で読む本が無く、駅のコンビニで購入しました。他に面白そうなのは無かったし、時々見かける題名でしたから。
まだ、今ほど盲導犬が認知されてなかった頃の話です。
ベルナを拒否したりいたずらをする人も居ます。しかし一方で、受け入れ援助してくれる人もたくさんいます。そしてベルナの盲導犬としての誇りとかいがいしさ。そうしたエピソードを繋げるだけでも良い本になります。しかし、それ以上に素晴らしいのは著者自身なのでしょう。文章は素人ですが、著者の心の温かさや前向きの姿勢がそのまま現れた本です。
良い本でした。 -
Posted by ブクログ
盲導犬の、彼女との出会いと別れ。
自分の目となり足となってくれる存在の盲導犬。
しかし犬。
確かに、犬が苦手な人にはきつい存在です。
後、アレルギーの方?
今では普通に知っている人が多い存在ですが
この頃ならば、確かにすべてにおいて
説明をせねばならないかと。
親切だ、と思った事でも、本人にとっては余計なお世話。
自分の一部となり、家族となり。
けれど当然の事ながら、自分より先に置いていく存在。
書かれている事より、さらに色々な楽しかった事や
嬉しかった事や困った事があったはず。
だからこそ、分かっていても出来ない選択があります。
けれどこの選択は、彼女にとっての幸せだったと。