中薗英助のレビュー一覧

  • 小説円投機
    舞台は1977年から78年の急激な円高時代。1ドル360円から200円割れを起こすなかで、国内外の外為銀行ディーラーを描いたもの。職権が限られる反面、組織に守られている日本国内のディーラーと、組織の庇護はなく自分の腕でビジネスを作り出し成功を勝ち取ろうとする海外支店のディーラー。割り切った海外駐在員...続きを読む
  • 北京飯店旧館にて
    国家間の争いに巻き込まれ、失った友人、しかも殺害したのは日本の組織だという情報。
    複雑な日中関係そのままに、複雑な気分で、読んだ。
  • 小説円投機
    外国為替相場で脚光を浴びたYENはたちまち壮烈な売買戦の対象となった。世界経済の変動と通貨投機をからませて現代をなまなましく描く。