一本木蛮のレビュー一覧
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ネタバレアニメ・マンガのファン文化が大きく始まりつつある時代、
ジューベエちゃんは初期コミックマーケット(の売り子 )を体験したのち、
受験準備と並行して『ふぁんろーど』編集部と係わり出す、
取材先の『うる星やつら』映画化製作発表イベント、
そこで彼女は
高橋留美子
デビュー前の永野護、川村万梨阿
面堂終太郎の"コスプレ"で会場を沸かす、
未だ角川社長になってない井上伸一郎
等々に邂逅、
色色色々が黎明の時、
だれもが若く熱かった。
そして彼女はなしくずし的に?マンガ家デビュー、
(味わいはあるけど素朴な)その線と、
今のこのマンガの生きてる線の、
生命進化っぷりが凄まじい(^ -
Posted by ブクログ
今まで内々でやっていたオタク道がどんどんと外の世界に広がりをみせ、仕事まで貰えちゃう流れっぷり。しかし一向に勉強しないで生活を続ける受験生ジューベエ。目の前にやらねばいけないことがあるのにそれでもなおオタク道は止まらない第3巻。
実益を兼ねた…シュミ!!!。様々な雑誌にアンケートを送り、小金を稼いでいるジューベエちゃんも遂に出版社から仕事を貰えるまでになりました。しかし、受験生であるとともに絵を仕事にしないという信条も持っています。だが、それをシュミと言い放って現実という攻撃を躱すところを見るとあぁオタクはこうでないと思いました。途方も無いどこからか理由を見つけ、それにこじつけ自分のやり -
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横浜ヨドバシにいったら偶然目についてしまったので購入。現在はWebアクションに連載を移していて、まりかセヴン見るついでに散策していたら面白かったのでそれ以来読み続けていた作品でもあります。時代背景がオタク文化真っ盛りの80年代前半のお話。この時代のオタク話というとアオイホノオあたりを思い浮かべますが、当作品はオタク女子高生を描いている分とても新鮮です。
変わらない喜びと憧れ。小さい頃からマンガ・アニメと充実していて大人になるころにはネットも充実してきた自分にとって、この時代はとても不便に見えました。しかし、根本的な部分はなにも変わらないのがわかりますね。自分が投稿したハガキが採用される喜 -
Posted by ブクログ
舞台は1982年。当時のマニア(当時はオタクという言葉は存在しなかったらしい)達の
生き様を描いた漫画・・・ではなくこれはもう歴史の教科書。
今から30年前の世界のお話なので会話中に出てくる作品は
その頃が旬の作品ばかりで時折話について行けない時があるけど
ネットも携帯もとらのあなもなんにもない時代で
どうやって過ごしていたのか?なんて想像もつかないのに
手軽に追体験が出来るのはなんという素晴らしいことだろうか。
ハガキ職人の藪木珠理(PN:矢吹十兵衛)が同人誌と出会い
ラムちゃんのコスプレでコミケデビューをし
マニア世界の面白さにのめり込んで行く様は読んでいて非常に心地よい。
げんしけん -