あらすじ
80年代オタク少女のアツイ生き様を描くコメディ・ロマン第2巻! 様々な書評・レビューで取り上げられた1巻に引き続き、主人公ジューベエのオタク(という言葉もまだなかった)ライフはさらにヒートアップ! 受験生なのにそれでいいのかっ!? 当時を知る人にも、知らない若い世代にも、是非読んでもらいたい作品です。
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Posted by ブクログ
横浜ヨドバシにいったら偶然目についてしまったので購入。現在はWebアクションに連載を移していて、まりかセヴン見るついでに散策していたら面白かったのでそれ以来読み続けていた作品でもあります。時代背景がオタク文化真っ盛りの80年代前半のお話。この時代のオタク話というとアオイホノオあたりを思い浮かべますが、当作品はオタク女子高生を描いている分とても新鮮です。
変わらない喜びと憧れ。小さい頃からマンガ・アニメと充実していて大人になるころにはネットも充実してきた自分にとって、この時代はとても不便に見えました。しかし、根本的な部分はなにも変わらないのがわかりますね。自分が投稿したハガキが採用される喜び、友と語り合うヲタ話、結局ヲタにとって時代が過ぎようと変わらないものがあるのは嬉しいです。そして平成育ちの自分にとってはこの時代のヲタク達の濃さに憧れを少し抱いてます。テープに録音とかコスプレの走りとか色々先駆者たちが歩んできた描写をみるとこの時代に生まれるのも楽しいだろうなと思わせてくれます。実際どの時代でもマンガさえあればいいんですけどね。
女性目線からみるアニメ・マンガ。今の時代で言うと腐女子が台頭しているイメージですが、この時代から少年誌好きの女ヲタクがいるとおもうとなんだか繋がりを感じます。男が少女漫画をみて、女が少年漫画をみるなんてちぐはぐな描写がありましたが、このときの一般教養として嗜むって言い方がどうしようもなく好きです。女性だからこそ男にネタをぶっこむって度胸いりそうですけどこの時代のヲタク男女交際ってどんな感じなのか見てみたいです。女性目線からみる昭和ヲタクの世界をこれからもガンガン描いて欲しいですね。
どんどんマニアの世界に入り込んでいくジューベエと共に見ていく昭和ヲタクの習性は面白いですが、これ最終的にどんな終わり方になるのか非常に気になってます。副田くんとの恋模様もアリ含みのお話になるのか、それとも受験とヲタク道の両立に揺れたりするのか、終わり方は決めて描いているらしいですからそこらへんも期待してます。