アンドレア・ヴィターリのレビュー一覧

  • オリーブも含めて

    購入済み

    多彩なパッチワーク!

    色々なエピソードが満載され多彩に絡み合う、イタリアのなぜか憎めない人々の群像劇。
    出だしはミステリータッチで、中盤からはエンターテイメントに展開するさまにグイグイ引き込まれました。

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    2011年10月22日
  • オリーブも含めて

    Posted by ブクログ

    ひとつの小さな挿話が次の物語を生み、という形で連なっていく実に奇妙な小説。その積み重なりが最後に読み手をどこに連れて行くのか、ということもわからないままに、私は読み進めるその手を止めることはできなかった。傑作。

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    2011年08月26日
  • オリーブも含めて

    Posted by ブクログ

    どなたかが「面白い」って仰ってたのと、タイトルと装丁も可愛かったので読んでみた。このタイトルは・・・・80年代のヒット曲「北ウイング」を彷彿とさせつつ、それよりもっとひどい(というか何というか、最後はよかったけど)。登場人物か次から次へと増えていき、話も果てしなく広がっていくようだが、最後には大団円。水色の空と、オリーブグリーンの中を吹き渡る風のような気分のよさを得られた。でも、読み終わった今も、人物相関図を正確に書ける自信は全くない。

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    2011年09月19日
  • オリーブも含めて

    Posted by ブクログ

    鳩、不良グループ、ロトくじ、猫、そしてオリーブとは…気になるものがいろいろ出てくる。たくさんの人物があれこれと繰り広げる、ちょっとドタバタ気味の群像劇。

    一見して分厚い本だけれど、センテンスが短いのと会話が多いので、ぐんぐん読める。改行も多く、章も短いものでは1ページに入るほどで、話の展開、場面の転換が早く、めまぐるしい。

    そうか、これはどれか特定の人や物を描いているのではなくて、この《イタリア北部コモ湖畔の田舎町ベッラーノ》そのものを描いているのかも。そう思うとなるほど、と納得する。
    長い、しゃれた小咄のてい。

    蛇足だけれど、訳者あとがきだけ、どうしてこんなに字の大きさが突然小さいのだ

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    2011年10月18日