小川眞のレビュー一覧

  • キノコの教え

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    文系素人には少々専門的過ぎました。植物学や生物学の基礎的な理解があればもっと楽しめたんだろうと思います。それくらいのレベルの本。

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    2016年02月04日
  • キノコの教え

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    キノコが木や森にとってどのような役割を持っているか,あまり知られていないのではないだろうか.菌根菌と樹木との共生関係等,興味深く読むことができた.

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    2014年01月13日
  • キノコの教え

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    キノコの世界がこんなに奥深いものだとは!

    1 日陰者のつぶやき
    うらぶれたタイトルの印象とは全く違う。
    菌類(キノコ)がどう進化してきたかという壮大なお話。
    キノコの生態についても、コンパクトに解説してある。

    2 これ食べられますか
    キノコが有毒かどうかを見分ける考え方は・・・
    ルールがないという一言に尽きるらしい。
    それ以外にも、キノコが重金属や岩を「食べる」、つまり吸収してしまうことにもびっくり。
    最近話題のセシウム汚染の話も出てくる。
    筆者は野生のキノコには相当長期間食べないようにと警告している。
    しかし、そのキノコが、放射性物質を地中深くに浸透しないようにしているという指摘も重要だ

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    2012年05月29日
  • キノコの教え

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    菌糸の細胞膜はキチンが主成分。卵菌類やツボカビ類は水の中で藻類や原生動物に寄生していた。生物が陸上に上がると、接合菌が現れた。子嚢菌の祖先がシアノバクテリアを取り込んで共生し、地衣類を形成した。担子菌が増え始めたのは、針葉樹が現れるジュラ紀の頃と思われるが、キノコの化石が出てくるのは白亜紀以降。子嚢菌は腐りやすいものにつくものが多く、動物の寄生菌も多い。担子菌のほとんどは腐生菌と共生菌。

    葉の表面が白くなるのは、細菌や酵母、カビの軟腐によるもの。リグニンまで完全に分解できるのは、担子菌のハラタケ目や腹菌類のみ。針葉樹材はセルロースだけを分解する褐色腐朽になりやすく、広葉樹材はリグニンも分解す

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    2018年10月31日
  • キノコの教え

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    <いまだに「食べられますか」という質問がほとんどで、まともに研究対象として取り上げられてこなかった恨みがある>と著者まえがきにあるが、「たべられるかどうか」以外の専門的な話も多く、思ったより歯ごたえがあった。菌類の中でどういうものをキノコと呼ぶのか、キノコにも原始的なのとそうでないのがあって、植物に寄生していたのが共生関係を結ぶようになったといった話はおもしろかった。

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    2012年08月19日
  • キノコの教え

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    キノコについて、学術的、専門的に書かれている。
    原発事故後に話題となっている「放射能汚染」と、「キノコ」との関係についても、述べられている。

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    2012年07月21日
  • キノコの教え

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    キノコが主役だったんですね。
    それにしても、冬虫夏草・・・・。
    グロテスクですが、初めて知りました。
    しかも、日本冬虫夏草の会とかいうのがあるのだそうで・・・・。
    「炭」が樹木を助けるということも、どこかで聞いたことがありました。
    でもどうしてでしょうか。日本人というか、現代人は、「西洋的」でないものには、警戒心を持つようですね。
    特に古い日本の知恵などは、いまだに「捨てたものを今更」という思いが強いようです。

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    2012年05月24日