キノコの教え

キノコの教え

880円 (税込)

4pt

3.4

木の根と共生し、落ち葉を分解して、菌類はひっそりと森を支えている。キノコは菌類の繁殖装置。まわりの栄養を吸いあつめておいしくなるが、放射性物質まで濃縮してしまう。植物とも動物とも異なる宿命のもと、共生へと進化したキノコの教えをいま人類は学ぶべきではないか。食と環境と生命をめぐる興味深い話題を満載。(カラー口絵一丁)

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キノコの教え のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文系素人には少々専門的過ぎました。植物学や生物学の基礎的な理解があればもっと楽しめたんだろうと思います。それくらいのレベルの本。

    0
    2016年02月04日

    Posted by ブクログ

    キノコが木や森にとってどのような役割を持っているか,あまり知られていないのではないだろうか.菌根菌と樹木との共生関係等,興味深く読むことができた.

    0
    2014年01月13日

    Posted by ブクログ

    キノコの世界がこんなに奥深いものだとは!

    1 日陰者のつぶやき
    うらぶれたタイトルの印象とは全く違う。
    菌類(キノコ)がどう進化してきたかという壮大なお話。
    キノコの生態についても、コンパクトに解説してある。

    2 これ食べられますか
    キノコが有毒かどうかを見分ける考え方は・・・
    ルールがないとい

    0
    2012年05月29日

    Posted by ブクログ

    菌糸の細胞膜はキチンが主成分。卵菌類やツボカビ類は水の中で藻類や原生動物に寄生していた。生物が陸上に上がると、接合菌が現れた。子嚢菌の祖先がシアノバクテリアを取り込んで共生し、地衣類を形成した。担子菌が増え始めたのは、針葉樹が現れるジュラ紀の頃と思われるが、キノコの化石が出てくるのは白亜紀以降。子嚢

    0
    2018年10月31日

    Posted by ブクログ

    <いまだに「食べられますか」という質問がほとんどで、まともに研究対象として取り上げられてこなかった恨みがある>と著者まえがきにあるが、「たべられるかどうか」以外の専門的な話も多く、思ったより歯ごたえがあった。菌類の中でどういうものをキノコと呼ぶのか、キノコにも原始的なのとそうでないのがあって、植物に

    0
    2012年08月19日

    Posted by ブクログ

    キノコについて、学術的、専門的に書かれている。
    原発事故後に話題となっている「放射能汚染」と、「キノコ」との関係についても、述べられている。

    0
    2012年07月21日

    Posted by ブクログ

    キノコが主役だったんですね。
    それにしても、冬虫夏草・・・・。
    グロテスクですが、初めて知りました。
    しかも、日本冬虫夏草の会とかいうのがあるのだそうで・・・・。
    「炭」が樹木を助けるということも、どこかで聞いたことがありました。
    でもどうしてでしょうか。日本人というか、現代人は、「西洋的」でないも

    0
    2012年05月24日

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