加藤仁のレビュー一覧
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銀行マンとラグビー日本代表監督という二足の草鞋を履きならがら、常に結果を出し続けた孤高なビジネスマン『宿澤広朗』の生涯を綴った一冊。
本書は、日本が南アフリカに対しジャイアントキリングを成し遂げた2015年の翌年に発行された書籍で、その舞台は、日本ラグビーがまだまだ発展途上であった1973年〜20...続きを読むPosted by ブクログ -
ラガーとバンカーの2つの領域でトップクラスの成果を出した宿澤広朗氏のノンフィクション本。
著者の取材力、文章力の高さもあり、非常に面白い読み物に仕上がっている。
特に、宿澤広明氏が、文武両道で双方に優れた結果を残しつつも、リーダーとしての孤独を感じていたのではないか、という著者の洞察は深い。
・努...続きを読むPosted by ブクログ -
バブル前夜そして花盛りの1980年代。円トレーディングの外為市場で戦う人々の物語。
「Japan As No.1」として特に日本の金融機関は資金力や時価総額の面で圧倒的なプレゼンスを発揮していた。息を持つかせぬ迫真の最前線が描かれる。しかし米英のディーリングルームで活躍する企業戦士たちの姿には自信...続きを読むPosted by ブクログ -
為替ディーラーを描いたノンフィクション。
1年で数百億円を稼ぐこともあれば、4年で97億円もの損失を被ることもある、まさにハイリスクハイリターンな世界。
まともな神経性じゃ出来ないだろうなーと外野から思うだけで、こういう世界もあるというのを知れるだけでも面白いかも。Posted by ブクログ -
・「絶対に勝て」ということより「どうやって」勝つ
のかを考え指導すること、「がんばれ」というなら
「どこでどのように」具体的にかつ理論的に「がん
ばる」のかを指示することが必要。
・仕事において「一流」とは、正攻法で立ち向かうこ
と。
・グレーゾーンにもこだわるということは、それだけ
競技...続きを読むPosted by ブクログ -
一般人が一生かかっても得られない金額をわずか一年で稼ぎ出す為替ディーラーたちの手帳について興味深い記載あり「彼らの手帳は書き込みがほとんどなく真っ白であった。その理由として、為替ディーラーは過去に縛られことを極端に嫌う傾向があるからだ」と説明されていた。勝っても負けても二度と同じ相場には出会えない...続きを読むPosted by ブクログ