加藤仁のレビュー一覧
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銀行マンとラグビー日本代表監督という二足の草鞋を履きならがら、常に結果を出し続けた孤高なビジネスマン『宿澤広朗』の生涯を綴った一冊。
本書は、日本が南アフリカに対しジャイアントキリングを成し遂げた2015年の翌年に発行された書籍で、その舞台は、日本ラグビーがまだまだ発展途上であった1973年〜2006年の話となります。
■こんな人におすすめ
・ラグビーが好きな方にはぜひ読んでほしい。
・ラグビーを知らない人でも、社会に出て日々の仕事に励んでいる方にも、ぜひとも読んでほしい。
・惰性で日々を浪費してしまっているという方にも読んでほしい。
ラグビーの知識がなくとも簡単に読み進めることができ、 -
Posted by ブクログ
残念ながら宿澤広朗さんのプレーは思い出せない。SHとして日本代表になった堀越さんは「宿澤二世」と呼ばれていたから彼を通して宿澤さんのプレーを想像した。
彼を有名にしたのはJAPAN監督時代のスコットランド戦の勝利だろう。銀行員と監督という二足のわらじを履きながら、歴史的勝利を手にした。高い情報処理能力と分析力で戦術を練り上げ、選手達に「20点以下に抑えれば勝てる」と明言した。クリーンハンド、クールヘッド、ウォームハートの持ち主だった。
著者は彼を孤独の人と称した。山に登り、山頂で倒れた彼は55歳だった。
当時の日本代表だった林敏之さんの解説が泣ける。宿澤さんへの敬意と深い愛情に満ちている。孤独 -
Posted by ブクログ
バブル前夜そして花盛りの1980年代。円トレーディングの外為市場で戦う人々の物語。
「Japan As No.1」として特に日本の金融機関は資金力や時価総額の面で圧倒的なプレゼンスを発揮していた。息を持つかせぬ迫真の最前線が描かれる。しかし米英のディーリングルームで活躍する企業戦士たちの姿には自信の裏にどこか哀愁が漂う。世界有数の専門知識とスキルそして動物的カンを持ち日本に残る者、外資に移る者、そして消息を絶つ者。「第6章 憑かれた人びと」「第7章 旅路に死す」は組織で働くことと人間らしく生きることについて考えさせられる。
本作品は単行本が1989年、文庫本が1993年出版と丁度バブル崩壊 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
テーマにこだわる撮影やスケッチの旅、列島徒歩縦断、海外百余ヵ国ひとり旅…達人たちが伝授する“オンリーワンの旅”。
[ 目次 ]
第1章 地域発見!日帰りの旅(それは「ほんの小さな旅」から始まった;きっかけはウォーキング ほか)
第2章 夫婦で行く旅(行かない理由、行く苦労;熟年夫婦の北米旅行ホームページ ほか)
第3章 男も女もひとり旅(ひとり旅の魅力とは;“本当の私”になる ほか)
第4章 私家版「街道をゆく」(還暦の「東海道ひとり歩き」;万歩計をつけて日本橋を出発 ほか)
第5章 ライフワークとしての「大旅行」(「とんがり石」にこだわって世界の遺跡へ;日本各地の「裸祭り」を