モーリーン・キャラハンのレビュー一覧

  • 捕食者――全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼

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    海外ものの犯罪系ノンフィクション(特に亜紀書房)を好んで読むのだけれど、これは傑作。冒頭から終章までぐいぐい引き込まれる。まさに事実は小説よりも奇なり。筆者の取材力にも脱帽。

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    2022年09月06日
  • 捕食者――全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼

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     極寒のアラスカの地。コーヒースタンドでアルバイトをしていた高校生サマンサ・コーニグが姿を消したのは二〇一二年二月二日のことだった。BFと喧嘩した事を知り、警察は最初、彼女が家出したものと考えた。だが、防犯ビデオの映像には、背の高い男が彼女を店内から誘拐する姿がはっきりと映っていた。

     連続殺人犯イスラエル・キーズと捜査陣との攻防を描く。といっても、攻防と言える内容ではない。捜査陣が容疑者に翻弄されてばかりいる。まず、事件現場となったコーヒースタンドだが、翌日は何事もなかったかのように使用されている。犯罪につながる遺留品やDNAがあったとしても、きれいさっぱり洗い流されている。もともと、捜査

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    2025年12月04日
  • 捕食者――全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼

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    村井理子さんが恐怖に慄きながら翻訳していた、その「怖さ」が身に迫る。犯人の目的は「他人を支配し思い通りにすること」…村井さんが思わず戸締りを確認した気持ちが痛いほどわかる。冬のアラスカを舞台に始まる豊かで広大な自然、ショッピングセンターの駐車場は実にアメリカ的風景!けれどそこに機動力と見つからなきゃいいの精神と悪運を持つ犯人が待ち伏せしてるとは…それに加えて複雑な司法システム。市民はなにも知らされないままいったいどうやって自衛すればいいのか。車社会と情報化社会の行きつく先に軽く絶望しつつ、犯人が悪運尽きて捕まったことでせめてこれまでの犠牲者の無念がはらされることを祈るのみ。

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    2021年11月25日
  • 捕食者――全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼

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    アラスカにあるコーヒースタンドのアルバイト店員サマンサ・コーニグは、監視カメラの映像を残して失踪します。
    父と交際相手が疑われる中で捜査線上に浮かび上がったイスラエル・キーズという男、これが捕食者だったのです。
    しかし、彼を調べれば調べるほど底なし沼のように恐ろしい新事実が…。
    調査資料と聴取記録に携わった捜査官への膨大なインタビューを基に纏められたノンフィクションの一冊。

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    2021年08月24日