ハービー・山口のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ハービー・山口は喋りすぎている。彼が言葉にしようとしていることは、ほとんど彼の写真の中にすでにあると言ってもよいのだから。敢えて言葉にしてしまうことで逆に何かが失われてしまわないかなとも思ってしまう。それ程に写真は雄弁だ。言葉はどんな時でも大概は少し不器用にしか言いたいことを再現できず、言い過ぎたり言い足りなかったりするものだ。だから写真に語らせたのなら、それでもう充分じゃないか、と自分の中で理屈が並ぶ。
でも、それは単に勿体ぶって自分をよく見せようという浅ましさの理屈なんじゃないか、と気付いてはっとする。そしてそれはとても冷酷な態度でもある。読み取れない人は読み取らなくてもよい、という裏腹 -
Posted by ブクログ
写真家「ハービー・山口」の自伝的エッセイ『女王陛下のロンドン』を読みました。
推理小説は好きだし、トリックが解けるのは愉しいんですが、、、
残虐な殺人シーン等を頭に浮かべていると精神的に疲れてくるんですよねぇ… ということで、元気が出そうな本が読みたくなり、本書を選択しました。
-----story-------------
この本は、きっと貴方の宝物になる
希望と不安を胸に秘め単身ロンドンに渡った青年は、夢を諦めず、写真家となった。
「山崎まさよし」、「福山雅治」、「ゆず」、「bird」から、「尾崎豊」、「寺山修司」……。
日頃見られぬ素顔と彼らとの出合いを、貴重なポートレイトとエッ -
Posted by ブクログ
写真とは確かにそこに実在した時間を、瞬間的に切り取ったものだ。
写真家とは、その一瞬の輝きを逃さずに切り取れる脳力を持っている人のことだ。
この本は写真家でありエッセイストでもあるハービー・山口の自伝。
彼が大学卒業後単身ロンドンへ渡り、プロのカメラマンとなるべく修行していた時代から今日までの、心の成長とその時々で影響を受けた大切な人たちとの交流について描かれた作品だ。
あとがきでハービー・山口はあるカメラマンの写真を見てこう悟る。
「写真とは、その写真家の全人格のあらわれであり、作品はその写真家にとって、良心と心の叫びの結晶である」ということを知った、と。
人は誰でも他人に褒められると嬉しい