澤口たまみのレビュー一覧

  • 虫の生きかたガイド

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    「虫の生き方って、こんなに自由で不思議だったんだ。」
    同じ地球で生きているのに、ヒトとは全然ちがう体と生き方。
    イモムシがチョウになる大変身に、命の多様さと驚きを感じる一冊。

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    2025年06月12日
  • いもむしってね…

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    生物学の本を読んでいるようで、いもむしの描写が文章も絵も、とても細かくて正確、本当に観察しているような気持ちになります。蛹になった時、死んでしまったのでは、と心配して夜もベッドの横に置いて寝る子供の気持ちにも共感しました。昆虫の研究をされていた澤口たまみさんとあずみ虫さん、というアゲアの飼育観察をずっと続けていた方の本でした。出てくるお母さんのセリフから、昆虫へのラブとワンダーを感じて、好感が持てます。

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    2024年01月30日
  • いろんな いきもの かぞくのカタチ

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    読んであげるなら5、6才から
    自分で読むなら低学年から
    ということで、どのページもきれいなイラストの入った楽しい科学読み物。
    ただ生きて、命をつなぐ。
    それだけで尊い。

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    2023年12月22日
  • 自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば

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    北アルプスのような高山帯にある悠なる大きな自然ではなく、どちらかというと身近にある里山の自然の風景が浮かぶ。写真、文章とも美しいなという気持ちを掻き立てられる。ただ美しいという感情だけではなく、著者と賢治の言葉が自然と触れる喜びを伝えてくれるので、山に行きたいなという気持ちに誘われる。季節ごとに、思い立ったときに手を伸ばしたい一冊。

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    2023年08月21日
  • なぜ?どうして? みぢかなぎもん 1年生

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    読みやすい。学級文庫にもってこいの作品。一つのテーマにつき、3〜4ページであるので、とても読みやすい。諸説ある話については、諸説あることを明記しており、信頼できる。ドーナツはドーナッツが正しいのか分からないけれど、ドーナツが船旅で活躍したという話は割と好き。

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    2022年10月31日
  • いもむしってね…

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    ネタバレ

    アルミ板をカットする技法で作品を製作している、あずみ虫、という方がイラストを担当しています。金属らしい、ちょっとカクカクした線どりが、子供の不器用な絵のような雰囲気を出していて、どこか子供の日記を見ているような感じがします。

    題名の通り、いもむしが多数登場し、かつそこそこ模様がリアルなので、虫が苦手な方には決してオススメしません。私は虫はそこまで苦手ではありませんでしたが、改めて毒々しい模様のいもむしのイラストをみると、ちょっと「ひっ…」となってしまい、触れるのをためらってしまいました。

    物語は、庭にお母さんがプランター栽培していた人参の葉っぱにキアゲハの幼虫が住み着くところから始まります

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    2017年07月03日
  • いもむしってね…

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    普通の絵本かと思っていたら、イモムシ、ケムシのこと、詳しく知ることが出来る内容だった。登場するお母さんが詳しすぎて面白い。

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    2025年10月28日
  • いろんな いきもの かぞくのカタチ

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    カラス・ペンギン・クマノミ・クマ・ゴリラ、それぞれの生まれてから大きくなるまでの家族のカタチ。写真ではなく、カラーの挿し絵が、かえって親しみを感じる。
    絵本ではなく、幼年童話のようなスタイルも良かった。

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    2025年07月31日
  • 自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば

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    宮沢賢治に作品は教科書でしか読んだことがなかったけれど、この本を読んで是非読んでみたいなと、特に『春と修羅』は読みたいなと思った。小岩井農場にもいってみたくなった。
    賢治の作品に出てくるカタカナの響きがステキ。グスコーブドリとかカンパネルラとか、グララアガアとかのオノマトペも。そして、科学の知識に基づくお話しも多くて大正時代に書かれたものなのよね。
    海外のことも知っていたようで非常に博識な方だったのだなと。
    私の理想の暮らしは、自然をこんなふうに見ながら感じながら生きることだと共感を覚えた。

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    2025年11月24日
  • 自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば

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    宮澤賢治の作品に対して、この本の作者が解説してるって感じの本。

    宮澤賢治をふわっとしか知らないおいらからしても、なるほどと思う言い回しも多かった。自然に対して、こんなにアプローチしてたんだな、とか、宮澤賢治をこうやって読み解くんだな、こうゆう印象なんだな、みたいなのをいろいろ感じられたん。

    あと写真が異常に綺麗( ˙-˙ )
    写真の中の自然な景色と、それを言葉で表現する宮澤賢治と、その言葉の解釈を説明してくれる作者さん、って感じに楽しめましたんฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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    2025年05月14日
  • 自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば

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    写真とコンセプトと宮澤賢治のことばに星。
    文は、賢治作品に疎い私にはやさしくなかった。
    知らないカタカナや、ノリが多かった。
    宮澤賢治の良さを知れたところは良かった。

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    2025年03月30日
  • 自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば

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    作者は賢治と同じ盛岡に生まれ、そこで暮らしているエッセイスト、絵本作家。
    タイトルはストレートすぎて、もう少しなんとかならなかったのかと思いながらページをめくった。すると、賢治の言葉と作者の言葉が溶け合って、賢治の風や星、鳥たちが生き生きと浮かびあがってきた。読み進むうち、賢治をこう理解するのか、と案外深いところに辿り着いた。
    賢治の言葉を追いかけて20年の、作者の想いが生み出した力作だと思う。

    賢治の法華経と朴の花、春の修羅に秘められた想いと、それをなぞる言葉の秘密。思いがけない発見ももたらしてくれた1冊。

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    2024年12月15日
  • いもむしってね…

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    ネタバレ

    芋虫愛に溢れた絵本。
    七種の蝶や蛾の、幼虫時と成虫時の姿が紹介されている。語り手がどの芋虫も全肯定するのが良いし、芋虫愛に溢れすぎて、語り手のお母さんまであり得ないくらい芋虫に詳しかったり、優しかったりするのがちょっと面白い。

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    2017年09月16日