新谷かおるのレビュー一覧
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ネタバレ命を賭して砂漠空母に攻撃をしたキャンベルだが、もうちょっとのところで成功しないというのが辛い。
グレッグが有り金を全部出してでも最新鋭の機体を手に入れて
仇を取ろうとするところが恰好良かった。
自分の国だからと言って、祖国への愛がなければ
外国に売り飛ばして金を得ようとする。
あり得ないと言いたいところだが、現実では確かにそうもいかない。
リシャールの話をしながら、
「世の中全部の問題が、愛情で片づくとは思っちゃいないが、
愛情ぬきで片づく問題も、 おそらくないんじゃないか?」
と言うのがミッキーらしいと思う。
マッコイによってリシャールが助けられた時、
出撃よりも優先して献血しようとする -
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ネタバレ神崎がやることなすこと酷くて許せない。
シンと交信をしたこともしれっと嘘をついて隠す。
そんな神崎に、シンの攻撃がもう少しで当たりそうだった
と聞いて、「当たればいいのに」と言える安田さんが
やっぱり好きだ。
ボイスレコーダーのことに気がついて怪しむ頭の回転の速さも魅力。
シンは民間機に発砲した罪で独房に入れられるが
サキは銃殺をしないでくれているし、ミッキーも
もしサキが銃殺をしたらその後おれと出撃するときは気をつけろ、とシンを庇う発言をしてくれる。
こういった場所でも、というかだからこその
友情が熱い。
マッコイも好きなキャラクターだが
「金さえ出すなら クレムリン宮殿だって 持ってき -
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ネタバレこの巻から登場する安田さんはとても好きなキャラだ。
秘書として有能なだけでなく、情にも篤く
とても頼れる女性。
シンのことが忘れられない涼子に対して
「思い出って、時間がたつにつれて どんどん美化されて いきますわ。
それにしがみついて 生きていくことも できますが
目の前の幸せを のがしてしまうことも ありますわね」
と言い、「いつでもお嬢さまの 味方です」
と更に言ってくれるのが救われる。
サキの事情も分かってくる。
敵対しているのは実の父親と弟というのは辛い。
今でこそ読み返しなので先がわかっているが
初見の時は衝撃だったし、この時点で予測していたのは
違う結末だったことを思い出す。 -
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ネタバレロッキー登場。
命は大事にすれば一生使える、という
グレッグとマッコイのやり取りひとつとっても
このエリ8の環境を物語っている。
知っている人がいなくなる。
別の所ならいざ知らず、エリ8でいなくなるのは
死んだも同然のことであって、
それは自分もいつそうなるか分からない。
シンが思い余って脱走しようとして
エスケープ・キラーに囲まれた時、
仲間たちが逆に全員で囲んでシンを庇ってくれるのが良い。
ミッキーが言う
「人類がつくった歴史は ほとんどが 血でつくった 歴史だ」
というのは全くそのとおりで、シンが言う
「再びそれを くりかえさないように するのが人類の 使命じゃないのか」
が正しい -
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/04/19
何回、再読したかな?この熱血経済マンガ(笑)
コロナ禍!この未曾有の経済危機にクレオなら、どうするのかなあ?なんて読んでました。
彼女らならコーンズの社員と家族を守る、そしてこの災禍で苦しむ人達を救う事を最優先するんだろうなあ?
彼女はラスト、当時の湾岸戦争の危機に巨大コングロマリットの頂点として
「政治家達の勝手な思惑で家を失い…家族を失い…命を失う人達が居る」「闘いをやめさせなきゃ…でないと友人を失うことになるわ、死ぬよりつらいことよ」と自分で巨大な風車に闘いを挑む決意を口にします。
でもラスト「明日を造るのは神様でも預言者でもなくって自分自身だってこと」と言っている -
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近年めっきり、綺麗どころのオナゴが主役(そして脇役もほとんど女子キャラ)の漫画ばかり描いてらっしゃる新谷先生。読めばもちろん楽しいんだけど、もう前みたいな男臭い漫画は描かないのかなーとションボリしていた一部ファンの前にさっそうと現れた名作。
軍隊!オッサン!空軍!
しかも戦闘機じゃない、爆撃機乗りというのがまたシブい!
待っていました!こういうのを、待ってたんですー!と感涙交じりに歓迎しましたとも。
名作「戦場ロマンシリーズ」をもう少し軽妙にしたノリも懐かしい。
第二次世界大戦、主人公はイギリスで働く米軍兵。
重爆撃機「プリズンレディ」に登場するクルーは、隊長のスタンレーはじめ、上官不服従等