きらのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ついに完結!」というオビの文言に驚きました。
9巻では、そんな気配があんまりしていなかったもんで。
パティスリーMONで働くオトメちゃんは、
そこのシェフ・大門を好きになるのですが。
9巻まで、大門の気持ちがあまりわからなくて・・・。
そんな大門の気持ちがようやくハッキリする10巻序盤。
かつてMONで働いてたツッチーと飲みに行くことになって
オトメちゃんのこと好きなんでしょって(ダイレクトにじゃないけど)言われて
ちょっとからかわれたりして、真赤になる大門がかわいいです。
人を好きになった後、自分以外の人とその気持ちを共有すると
よりはっきり自分の想いを自覚したりするからね。
そのツッチーとの飲み会(?)の後に、意識してテンション高く振舞ったり
オトメちゃんの誕生石のケーキを、自分ひとりで考えたりと
まさに恋する男子になる大門にはちょっと違和感がありましたが・・・!笑
最終巻まで大門の気持ちがあんまり描かれてなかったのって、
読者がオトメの立場に近い位置に思えるように、という意図があったのかな、
とか思いました。
オトメちゃんは最後まで、名前どおり乙女チックで
いまどきこんな女の子がいるのか?と疑いたくなるほど良い子でした・・・。
でも「こんなヤツいねーよ」と毒づく気にもならない、
魅力的な主人公だったなーと。
大門の気持ちがほとんど描かれない一方、
オトメちゃんが思ってることはモノローグでしっかりと語られるんですよね。
たとえば「イヤなのにイヤと言えない」ようなシーンで、
普通だったら主人公の行動にイラっとして「素直になれよ!」って感じるところでも
モノローグでオトメちゃんの気持ちが余すことなく伝えられるので、
オトメちゃんのことをものすごく素直だと思えるし、感情移入がし易かったのかも。
ストーリーはというと、ものすごく淡々としていてシンプルなんですが
↑のようにたくさんのモノローグでオトメちゃんの気持ちに入り込めるので
波乱万丈に感じさせられるというか・・・。
恋する乙女は、平凡な毎日でも波乱万丈なのである。ということかなぁ。
そんな"パティスリーMON"。
最後は若干駆け足気味かもーっと思いましたが、良作だったなと。
終わってしまって寂しい。 -
Posted by ブクログ
夢見がちな25歳、おとめちゃん。
先生目当てにパティシエを始めますが・・・大門が気になるよね!?
たぶん、ケーキ屋さんを舞台にした三角関係物語。
おとめちゃんはちゃんと働ける大人だけど、恋には初心者なので初恋マンガの良さもあったりする感じ。
きら氏のマンガは絵柄もストーリーも派手さはないんだけど、その分地に足が着いた感じのお話やキャラクターに安心する。
その中での御伽噺なので、共感しながらこんなんだったらいいなを体験できる良さがあるんだと思う。
マンガだけど、働く人が主人公の場合それなりに普通に仕事をするのが当然でマンガだから許されるドジで話を展開させたりしないところがいいな。 -
Posted by ブクログ
二十代も後半に差し掛かりつつあるのに、彼氏がいたことのないオクテのオトメちゃん(音女と書いてオトメという本名らしい)。お菓子作りが趣味だったのだけれど、スーパーの仕事を失業してから、ケーキ屋さん「パティスリーMON」で働くことになる…というお話。オーナーシェフはちょっととっつきにくい大門(MONの名前はこの人の名前から)や、オトメちゃんの初恋の相手・元家庭教師の「先生」、双子のタロウジロウ、フランス人ハーフのレオン君たちが、それぞれの役割をこなしながら、パティスリーMONを支えているというお話。その中でオトメちゃんは先生と大門に揺れて…という恋愛要素も入っていて楽しく読める。何よりオトメちゃんが、ものすごくデキる女ってワケでもなくて、それなりにできないこともあったり、嫉妬したり、悩んだりするのがとても好感持てる。ラストがちょっと、急ぎすぎた感じがしてマイナスポイントだけれど、全体的には満足なお話。
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Posted by ブクログ
「シンクロオンチ!」も、これで完結です。
2巻から3巻を読むまでの間に、まるまる「GENJI源氏物語」が入っていたりで、たった4巻ですが、けっこう時間かかりました。
さて、このマンガ、女の子のたまちゃんの気持ちで読むと*1、コンプレックスも含めて全部愛してくれる人が見つかって、よかったねーーという感じなのです。が、しかし、男のコーチの気持ちで読むと、なんか、若干、狡さが見える気がするのです。
狡さっていっても、コーチって、もてたいからかっこつけているみたいないやらしいところはないんです。好きなことに真剣に取り組む体育会系いい男(笑)
でも、なんで、たまちゃんを選んだの……と考えると。
えーと、ある意味、えらび放題だじゃないですかろ。そのなかから、あえてたまちゃんを選んだ理由というのが、なんとなく見えちゃう気がする。まあ、これは、わたしの解釈だし、もてない男のヒガミも若干はいっているかもしれないんですけどね。
積極的に恋愛に動くタイプの人ではないので、もちろん、たまちゃんからラブラブアタックがあったからというのはあったと思います。でも、そんなのは、他の人からもあったはずでしょう。
でも、あえてたまちゃんを選んだ理由。
多分、赤裸々モードのせいなんだと思うんです。
あの隠し事がないという安心感が、コーチにとっては大きかったのでは。
「変なとこが気に入った」
と言えば、なんか欠点を受け入れているみたいで聞こえはいいのですが、自分の心配をあらかじめカットしちゃうために、もともとそういう安心できる人を選んだという感じがしないでもない。
だとすると、けっこう気が小さいぞ、コーチ。
まあ、コーチの方は、もともと「恋に落ちた」わけではないみたいなので、それでも仕方ないのかもしれませんが。一緒にいることで、育っていくものもあると思うし。
でも、そう考えると、この2人って、これからも色々と波乱がありそうな感じですねぇ。
まあ、そんな感じで不満めいてかいておりますが、この巻もおもしろいです。なんか、ミステリー仕立てで楽しめました。