佐藤真由美のレビュー一覧
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二律背反 アンビバレントな思いを 萩の月 悪事千里を走る 女誑し 非日常の逢瀬 瀟洒な総レース仕立て 一目瞭然↔︎曖昧模糊 うみせんやません海千山千 傍目八目おかめはちもく 呵々大笑かかたいしょう 臥薪嘗胆がしんしょうたん 軽妙洒脱 五里霧中=暗中模索 画竜点睛がりょうてんせい 朝三暮四 色即是空 同床異夢どうしょういむ 永久に他者は他者であり、自分は自分であることへの、あきらめ期待と自由と孤独。ボーカルの山中の歌う痛みも、喜びも、自分のものだった。変な話だけど、ピロウズの曲の主人公の孤独が深ければ深いほど、それを聴いて思うのだ。ああ、ひとりじゃないんだと。 泡末夢幻ほうまつむげん 鏡花水月
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数日前に読んだ『恋の短歌』よりは、やや面白かったような気もするが、5段階評価でと言われるとやはり星3つ、というところ。
この作品は、著者が選んだ古今の短歌50首を1首ずつ紹介がてら、何かしらテーマのからむプチエッセイが綴られていく、というスタイルの一冊。時代や性別を越えて色んな短歌を楽しめるし、それなりに面白かったのだけど、紹介する短歌というのが本当にただテーマのように紹介されるだけのものも多いというか、あまり、その作者やら歌の背景やらには触れないことがほとんどなので、「わ!なにこの短歌素敵!」と思っても、付随するエッセイにはちいーともその内容は書かれていない、なんてことも多々で、モチロンそ -
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ザックリ言うなら、ちょっとイイオンナ風の第一人称「わたし」による、恋の短歌とプチエピソード、て感じの一冊。
私の場合は、数年前、この本より先に同著者の『プライベート』を読んでしまっていたため、そしてその本はとても素敵な「イイオンナの短歌集」だったため、どうも、こちらの本は青臭さに目がいくというか、狙って表現されているであろう生意気さが狙いすぎてる感があって、やや遠巻きに楽しむ程度にしか入り込めなかった。
以下、今の私が気になった短歌。
▼目の前のわたしをみてよ 本当に大事にしてるものが何でも
▼恋のせい 真夜中過ぎに呼び出され スナギモなんか食べているのは
▼知られたくないことがあ -
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同じ本を読んでもいろんな見方があるんだなと実感。どの見方も間違いではないと思うけれど、でもこの著者のようにいろんな感情を読書を通じて追体験できるのはうらやましい限り。「読む力」ってものを感じる。もともと外国文学は好きだけど、いわゆる古典、名作、大長編というものは読んだことがない。読みにくいののとそのために気分が乗らないと読み進められないのでなかなか手を付けてこなかったけれど、今年は少しずつでも読んでみたいな。とりあえず、ラクロの「危険な関係」ミステリーとして「ロリータ」。コンスタンの「アドルフ」も気になる。チェーホフの「奥さんは子犬を連れて」は朗読者に出てきた本と気づいてびっくり。きっとこの本
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〈今すぐにキャラメルコーン買ってきて そうじゃなければ妻と別れて〉
「ショートソング」を読んだ時いちばん頭に残っていた短歌、
これを詠んだ人が佐藤さんだと知ってこの本と出合った。
残念ながら↑の歌は収められていなかったのだけど、タイトル通り恋の歌集。
歌とともにショートショートが添えられており、
私のように短歌に不慣れな人でもすっと情景が頭に入り込んでくる。
ドラマが過ぎて共感を覚えれないものがあったりするけど、
短歌の持つ語調とナチュラルに見えて選び抜かれた言葉に
普段の読書とは違う新感覚を味わいました。
たとえば・・・
"当然のように 一つの食べ物を 分け合いなが