冨谷至のレビュー一覧

  • 四字熟語の中国史

    Posted by ブクログ

    馴染みのある四字熟語も何気なく学生時代に覚えただけで、特別疑問も持たなければ、教科書に言われたままで数十年も・・・、信じ使用してきた。
    わずかなことだけれど、実は意味が違う・・・と言われると、やっぱりそうだったのか・・・とも思う。
    「漢和奴国王」が「漢の和奴国の王」であることや、奴が匈奴などのように、卑辞だということ。
    溜飲が下がるというのはこういうことか。

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    2012年04月06日
  • 韓非子 不信と打算の現実主義

    Posted by ブクログ

     国内の悪を阻止し、秩序を安定させるため法や刑罰を厳重にすべきだ、人間は利によって動く生き物であり、それは血縁、君臣の関係であっても例外ではない、などと冷徹に現実主義を説く韓非子の思想の解説書。キーワードは「不信」と、「打算」。他人を疑うのは恥と考える傾向のある多くの日本人には耳が痛くなる思想かもしれない。

     儒学を国学とした漢の武帝の政策にすら、韓非子の思想が窺えます。韓非子の思想は混沌とした時代に、強力な秩序を打ち立てて、社会を引き締めるのには有用だった。「信賞必罰」という四字熟語がお似合いの諸葛孔明にも大きな影響を与えたとされる。

     韓非子の師であった荀子についてはともかく、春秋

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    2011年06月18日