原久一郎のレビュー一覧

  • 光あるうち光の中を歩め

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    30数年ぶりの再読です。
    物語の最後は、あやふやな記憶と違ってはいたが、印象深い本であることには変わない。当時友人と感想を語ったと記憶する。

    放蕩息子のユリウスは、欲望・野心を満たし成功もするが、どこか満たされない。パンフィリウスの生きるキリスト教の世界に、何度となく惹かれるが、思い切ることができない。

    時は流れて現代も、ユリウスのような人はたくさんいる。満たされない思い・悩みも変わらずある。
    社会の進歩は目を見張るものがあるが、人の心は・
    ・・更に複雑になっているのか・・・再読後の感想です。

    『ローマほど淫蕩(いんとう)と罪悪とに沈湎(ちんめん)している都会のないことは、これまた万人周

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    2021年11月22日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    トルストイの宗教問答を中心とした晩年の作品。
    うーん、晩年のトルストイの思想を表現してるんだろうけど、
    これほど長く無宗教的な日本で生きてくるとちょっとピンとこない。
    道徳の教科書的に言いたいことはわかるんだけど。。。

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    2020年12月06日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    トルストイの宗教観がわかる一冊。
    紀元後すぐだろう古代ローマを舞台とする、新興宗教キリスト教のお話。当時の空気感はよくわからないが、たぶんこういう雰囲気だったのだろう。

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    2015年07月15日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    トルストイの宗教観が出ているという佳作。私は無宗教者なのでキリスト教の理念と言うか観念みたいなものを理解するのが難しかったかな。宗教関連のものにしては読みやすいとは思う。この本を理解するのは私には色々と経験が足りないなー。(本文より)“神のもとには大きなものも小さなものもありはしません。 人生においてもまた、大きなものも小さなものもありはしません。 あるものはただ、まっすぐなものと曲がったものだけです。”2012/502

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    2023年04月19日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    率直な感想としては私はキリスト教徒にはなれないだろうなということだった。

    というかパンフィリウスや晩年20年のユリウスの生活の具体的なところが何も書かれていないのがずるいなと思った。
    世俗的な生活を送っていたころのユリウスの苦悩や葛藤が詳細に追われているのに、パンフィリウスがあまりに霧に隠れていて、そりゃこれだけならパンフィリウスの生活のほうが素晴らしく見えるわと。
    パンフィリウスの人生における苦悩や葛藤がキリスト教の思想によってどのように乗り越えられるのかが知りたい。

    トルストイが理想を外から眺めている状態=トルストイはパンフィリウスの仲間達の一員ではないんだろうなという気がした。
    なん

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    2014年02月23日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    キリスト教に馴染みない自分にとっては正直わかりにくかった。ただ、キリスト教に関するもっと知りたいという知的好奇心が湧いた。とりあえず、短いし何度か読もう。

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    2012年09月01日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    トルストイの時代のロシア正教の教義とは異なる、トルストイ流のキリスト教の理想像が描かれている。自身の考える理想世界を広めたいと考えていた、思想家・宗教家としてのトルストイの姿がここにあるように思う。私有財産の否定など、共産主義的思想の影響をうけたキリスト教原理主義的思想だなというのが私の印象である。

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    2012年07月03日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    先輩にすすめられて。
    原始キリスト教と現在のキリスト教(プロテスタント)の考え方に大きな隔たりを感じた。

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    2012年07月01日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    トルストイ曰く「少年老い易く、学成り難し」←違
    トルストイといえば坊ちゃんで、自分ちの農奴の女性たちにじゃんじゃん手をつけて子ども産ませまくったことで有名ですが、キリストの教えではそういうのまずいんじゃ…。ねえ。

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    2012年05月25日
  • 光あるうち光の中を歩め

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    西暦1世紀のローマ、富裕な家庭に生まれた青年が主人公。
    放蕩の結果、金銭的困窮や家族・友人との関係崩壊を招き、生き方を見直す青年。
    その彼に、キリスト教徒となった親友が信仰の道を勧め、一方で、旅で行き会った男性が世俗的な個人としての責任を説く。

    原始キリスト教時代を舞台に、私欲から解放され、他者愛と労働に生きる、
    トルストイが到達した新しいキリスト教世界観が描かれている。

    語り部分が多くそれぞれが長いが、特に読みづらくなった。
    構成が分かりやすく、二つの思想が彼の中でせめぎあう様子が、躍動的に描かれている。

    後半では帰結を予見される片鱗があるものの、いずれの論理にも重みが持たされており、

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    2012年02月11日