岩村忍のレビュー一覧

  • 文明の十字路=中央アジアの歴史

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    古代から東西南北あらゆる方向から民族が侵入し、滅んでいくか、何処かにいくか、定着した。日本人には想像がしにくい世界を、古代から1970年代まで丁寧に紹介している。書かれた年代には、新石器時代辺りの歴史がほぼ不明だったが、最近の学術成果を取り入れた興亡の世界史で確認したい。

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    2019年12月14日
  • 文明の十字路=中央アジアの歴史

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    中央アジア通史。ソビエト連邦から独立してアジアに入ったカザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタンの辺り。宗教も民族も入り乱れ、北にはロシア、南にはインド、西にはペルシア、東には中国にモンゴルがあり、古くはギリシアもやってきた。知らないことばかりだったけれど、わかったようなわからないような気分。遊牧民の生活をしたらなにかわかるのかなあ。

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    2025年07月10日
  • 文明の十字路=中央アジアの歴史

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     中央アジアの歴史というと、シルクロードのオアシス都市をすぐに連想する。
     中国史において西域との関係として史書に登場するほか、時代降ってチンギス汗のホラズム征服、あるいは近世ロシアの南下政策における関係などで対象となることはあるものの、ティムール帝国の勃興といったトピックを除いては、世界史における取り上げ方として従来は、周縁的な位置付けだったように思われる。

     最近でこそ中央ユーラシア史として捉える見方も増えてきたが、本書は中央アジアに焦点を当てて、その先史時代から現代(親本刊行時の1970年代)までの歴史を叙述したもので、取り上げる時代について精粗はあるものの、一般読者にとっては基礎的な

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    2021年06月09日
  • 世界の歴史〈19〉インドと中近東

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    インドはヒンディー教の独立国家であるが、歴史的に中近東、イスラム文化と密接に関係していたことがよく分かる。また、インドが現在も緩衝地帯的にイスラムの影響を受けずに存在していることが、イギリスの植民地政策が影響していることも理解できた。
    通史と思い読んだが、多くの事実、固有名詞が並び、この本だけでは自分としては消化・整理が追いつかない。
    もう少しテーマに沿ってこれらの歴史を追った方が良いのだろう。

    以下抜粋
    ・この一夫多妻の慣習は、マホメットの布教活動のために多くの男性が死んだので、その寡婦と孤児を救済する目的から起こったものである。ただし、女奴隷は妻の数にははいらない。とにかくこのことなから

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    2018年11月25日
  • 文明の十字路=中央アジアの歴史

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    もう少しに国や人物などの余談や逸話が聞きたかった。時代の流れは知ることが出来ました。

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    2017年08月03日
  • 文明の十字路=中央アジアの歴史

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    2014/4/18
    砂漠とオアシスの未知の国、中央アジア。侵略と興亡でさまざまな民族が、人の往来を阻む砂漠や急峻な山脈を越えて通り過ぎる。ロマンチックである。考古学が強い著者なのか、古い時代は詳しく、新しい時代は駆け足のようだ。モンゴルから分裂したハン国のその後を詳しく知りたかったのに、あまり書かれていなかった。

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    2016年12月15日
  • 文明の十字路=中央アジアの歴史

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    これを読んでさらに分からなくなりました。(笑

    中央アジアの歴史の変遷というものは本当に激しく、ヨーロッパや中国などの比ではない。地元の勢力はあるものの、それより強大な帝国が時期ごとに東西南北すべての方向から波のように押し寄せてくる。これでは確かに安定的な政治体制の確立自体が難しい。

    それでなくても、定住できるオアシスが限られているので遊牧民が多く、都市的な発展をしにくかったという事情もある。読めば読むほど、今も燃えている火種がいかに消しがたいものかということはわかる。

    叙事詩のように淡々と各時代各帝国の英雄たちが現れ死んでいくので、テンポはいいが頭に入りきらないところもある。このような落

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    2016年05月12日