森山康平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は1939年(昭和14年)に起きた「ノモンハン事件」というソ連との「大戦争」を詳細に紹介した本であるが、当時の日本の国家的誤りの記録として高く評価できる内容であると感じた。
当時の「満州国」と「ソ連」との人も住んでいないような、あいまいな国境線についての争いが、「日本軍は、戦死・行方不明・戦傷・戦病19668人。ソ連軍は、戦死・行方不明・戦傷・戦病23926人」という「大戦争」になったことについては「現在ではまさに想像を絶するとしかいいようがない」と感じたが、本書の詳細な内容を読んで、当時の日本の「国家的誤り」を痛感する思いがした。
「朝鮮軍・関東軍・参謀本部それぞれの思惑」が交錯す