仁賀克雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1888年(シャーロック・ホームズの活躍した時期)の霧のロンドンに現れた世界的に有名な殺人鬼の本。事件の概要を読んでいくだけで薄ら寒くなる。5番目の被害者の遺体はあまりにも酷いがコレに満足して殺人を止めたのかとも思える。
本書では容疑者リストまであり初学者には親切である。また後半に筆者の推理があるが大凡はその通りであろう。特に同意したいのは手紙の件。後のツタンカーメンの呪いと同様にマスコミ絡みの「作品」ではなかろうか。
切り裂きジャックは殺害方法もヤバいが1日に別件で2人殺しているのも相当だし、5人で殺人を止めたとしたら自己抑制力も常人離れしているように思う。 -
購入済み
やや期待外れ
巨匠アシモフの作品ということでずいぶん期待して読んだがやや期待外れの感が否めない。
この作品が書かれた当時では斬新なアイデアだったのかもしれないが、手を変え品を変え様々なアイデア 設定 考えが上梓されるSF界では古びるのも早いのかもしれない。SFは文学であるともに自然科学でもあると思わせる作品である。