あらすじ
1888年の8月末日から11月9日にかけて、5人の娼婦を次々と惨殺し、世紀末のロンドンを恐怖のどん底に突き落とした「切り裂きジャック」。逮捕されることなく歴史の闇に消えた殺人鬼の正体を、日本のリッパロロジスト(研究家)の第一人者が、豊富な資料と図版を駆使して追究する、マニア必読の1冊。いま甦る、ロンドンの恐怖伝説!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1888年(シャーロック・ホームズの活躍した時期)の霧のロンドンに現れた世界的に有名な殺人鬼の本。事件の概要を読んでいくだけで薄ら寒くなる。5番目の被害者の遺体はあまりにも酷いがコレに満足して殺人を止めたのかとも思える。
本書では容疑者リストまであり初学者には親切である。また後半に筆者の推理があるが大凡はその通りであろう。特に同意したいのは手紙の件。後のツタンカーメンの呪いと同様にマスコミ絡みの「作品」ではなかろうか。
切り裂きジャックは殺害方法もヤバいが1日に別件で2人殺しているのも相当だし、5人で殺人を止めたとしたら自己抑制力も常人離れしているように思う。