雨宮由樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アニメで浪川大輔さんがミカゲを演じられていて読み始めた作品。
陸軍士官学校のエリートだったテイト。ミカゲとは親友の誓いをたて、戦場でも死ぬ時は一緒と約束するほどの信頼関係だった。しかし卒業式間際に失っていた過去を思い出し、ミカゲの協力を得て軍から脱走する。フラウ、カストル、ラブラドールの三司教に助けられ教会に身をひそめるが…。真実を求める少年の成長を綴るゴシックファンタジー。
当初は3巻くらいで終わる予定だったそうなので、最初の方は詰め込み過ぎててちょっと世界観についていくのが大変かもしれませんが、話数重ねると虜になってくる作品です!友情、仲間、愛、信仰…心が温まるシーンも多いです。かとい -
Posted by ブクログ
・ミハヤとテイト
ミハヤは本当にテイトの中で大きな存在なんだなあ。
ずっと、愛情を知らなかったテイトがミハヤに出会って、本来親から与えられるべき愛情に触れたんだなあ、と。もちろん、テイトの記憶が失われる前は、父親やファーザー、臣下たちにあふれんばかりの愛情を注がれていたんだとは思うけれど、でもそれは失われたも同然になっていて、だからこそ、テイトにとってミハヤとの出会いはその後の人生を左右するほどに大切だった。
だから、そんなミハヤだからこそ、テイトは命を懸けて彼の失われた生を取り戻そうとしていたのだけれど、それは違うのだと、今回フェールングに会うことでわかった。テイトの決意は決して悪いものだっ -
Posted by ブクログ
王子の頃のテイトが見れてよかったです。それでは毎回のように、この本はまとめていかないと置いてけぼりになるので、まとめに入ろうと思います。いざ!……まず、セブンゴーストは唯一無二の存在だといっている。そう考えるとテイトの言うとおりフラウ達は相当長生きしてることになってしまう。けれど、フラウには子供の頃もあったことが、師匠との話で分かっているので、それはないはず。フラウの鎌はやっぱりフェアローレンの鎌なんですね。しかもそれは身体に色々影響がありそう……?呪われてるっていう言い方でいいのか分からないのだけど、縛りがあるようです。でもあの鎌で闇を払うことで昇華させることが出来るっていうのが、今回の話で