南方熊楠のレビュー一覧

  • 南方熊楠 人魚の話
    南方熊楠の話なら粘菌まみれかと思いきや、ひとつもそんな話がなく、同姓同名の偉人がいたか、自分の記憶が間違っていたのかと思ってしまったほど。
    実際のところ、熊楠先生は粘菌だけではなく、むしろ民俗学や妖怪、食用の山菜や七草粥、コウモリによる受粉などめちゃめちゃありとあらゆることを学んでいて詳しい。

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  • 南方熊楠/柳田國男/折口信夫/宮本常一
    神仏合祀、民俗学の芽生えから、小説、聞き書きなど多角的な内容。日本民俗学の芽生えや成果を知ることができる
  • 十二支考 鼠に関する民俗と信念
    十二支の中のネズミについて様々な文献を引用しつつ、文化的な背景等が考察されています。
    勉強になります。
  • きのふけふの草花

    植物について

    様々な植物の名の由来、どんな文学作品に登場するかといった知識を得ることが出来ます。
    ちょっとした時間に読むのにちょうどいいです
  • 棄老伝説に就て
    内容はというと姥捨ての文化とその背景についてです。
    ページ数はそんなにないですが、超高齢社会の今だからこそ読んでほしい
  • 南方熊楠 人魚の話
    知の巨人といえば熊楠(かボルヘス)。
    先ず一読して皆が思うのは「尋常ではない」という事だと思う。膨大な知識量。人でありながら人智を超えた存在。
    …でありながら、猫を愛し、折角買った貝類を旅館に忘れ、友人の顔に男根の落書きをしてみたりと何処までも人間臭い人柄。癇癪持ちで短気であるのを自覚していたそうな...続きを読む
  • 南方熊楠/柳田國男/折口信夫/宮本常一
    南方熊楠の論文は初めて読んだが、大変ロジカルであり、また先駆的な手法に基づいた内容であると感じた。さすが天才たる所以だと思う。
    「死者の書」は、飛鳥時代を舞台にしながら素晴らしいリアリティ。文学作品として非常に質が高いと思う。
    「土佐源氏」も同様。ノンフィクションとはとても思えない高度な短編小説とし...続きを読む
  • 南方熊楠 人魚の話
    とんでもない知識量に唖然としました。
    「知の巨人」、生ける百科事典です。
    古今東西を問わず、あらゆることに精通した熊楠の連想力は、驚きと衝撃の連続でした。
    ところどころ窺える人間性には、若干、付き合い難い気質を感じますが・・・(寝ている友人の顔に男根の落書きって!そりゃあ寝ている間に抜け出た魂が顔を...続きを読む
  • 十二支考 犬に関する伝説
    十二支の中のご存じワンちゃん つまり犬についてです
    ヒトの最大の親友と呼ばれる彼らは古ではどのような存在としてみなされていたのでしょう
  • 十二支考 鶏に関する伝説
    十二支の中でも特にニワトリというか鳥についてです
    様々な文献から考察がなされて教養深いです。
    興味ある人はぜひ
  • 十二支考 羊に関する民俗と伝説
    十二支の中の羊に関する各種の考察です。
    古今東西の様々な文献等から様々なエピソードを引用し考察がなされています
  • 十二支考 猪に関する民俗と伝説
    十二支の中でもイノシシについて重点的に解説しています
    様々な文献から考察がなされております。おすすめです。
  • 十二支考 猴に関する伝説
    十二支の中のサルにについての各種考察です。
    モンキーっす。
    様々な文献を引用したうえで考察しています。
  • 十二支考 馬に関する民俗と伝説
    十二支の中の馬についての様々な文献等を引用したうえでの考察がなされています。
    無料で読めるとは正直お得です
  • 易の占いして金取り出したること

    名作

    南方熊楠氏の名作が青空文庫として無料公開!!
    イヤー良い時代になったものです。無料で読めるとは。
    教養深くおすすめです
  • 十二支考 田原藤太竜宮入りの話
    十二支のひとつである竜についての考察です。
    様々な物語から想像の産物である竜の姿かたちを紐解いていきます。
  • 神社合祀に関する意見
    皆普段あまり神社とはどういうものかと考えたことはないと思います
    この本ではその在り方、背景等を考察しています。
  • 十二支考 虎に関する史話と伝説民俗

    虎について

    伝統や風俗についての知識が蓄えられました
    特に私は寅年で虎が好きなので興味深かったです
    無料で買えて満足です
  • 南方熊楠/柳田國男/折口信夫/宮本常一
    私の好きな池澤夏樹が企画し編集したこの文学全集の中でも、取り上げる対象が南方熊楠、柳田國男、そして宮本常一というこの表紙だけで、購読を決めた。


    宮本常一という人の、日本にかつてあった人々の普通の暮らしを描きとり、描写のみならずそこから俯瞰して、その後の発展との関係を導く巧みさ。
  • 南方熊楠 人魚の話
    南方熊楠(1867-1941)は、奇才というにふさわしい、型破りの民俗学者・博物学者である。和歌山に生まれた彼は、少年時代から類い稀な記憶力を見せる博覧強記の人であったが、学業成績は必ずしもよくなかった。長じて東京大学予備門に進むが落第して退学。後、アメリカやロンドンに留学する。大英博物館での研究生...続きを読む