宮本百合子のレビュー一覧

  • 伸子

    Posted by ブクログ

    著者、宮本百合子さんの実体験に基づく小説です。

    作家を一生の仕事とする志をもった女性、伸子(19才)と研究者の男性、佃(35才)はニューヨークで恋におち、結婚します。

    これで“めでたし、めでたし”ではなく、夫婦関係しっくりいかずの内容が、伸子の視点から綿綿とつづられます。多様な語彙と心理描写、情景描写のうまさにどっぷり浸りました。近代文学、すごいなあとあらためて感じました。

    精神的自立をしての結婚というより、伸子自身が自分の人生をどう生きていくべきか、模索途上で実家と夫との間で揺れ動いていました。

    時代設定が第一次大戦終結あたりです。当時の女性としては、結婚後も仕事を持ち続けていく選択、子どもは欲しくないとはっきり意思表示する等、進歩的というか周囲は度肝を抜かれてしまったのではないかと想像します。別居、そして離婚まで伸子からきりだすのですから、なおさらです。

    佃は、はじめからどことなく影があり、はっきりしない人物で、伸子を束縛しているように描かれています。伸子の視点からなので、私も女性の立場から彼女に肩入れしたい気にもなるのですが、男性側から見れば、またもっと客観的に2人の人間を見つめれば、見方も変わると思います。

    Z世代の方が、伸子、佃、それぞれの立場で“結婚”をテーマにパネルディスカッションでもしたら、どんな意見が出るかなぁ、Z世代の中でも20代後半ぐらいの方のお考えを知りたいなと思いました。恋愛は面倒だけど、結婚はしたいということを聞いたことがあるので。面倒なことにこそ、学びがあるんだけど、なんて思いつつ。

    なるほど、的を得ていると思ったフレーズがありました。

    「….結婚は結論じゃないもの、出された試験問題、それもなかなかてごわいの....」

    「人間というものは一つ得るためには何か他の一つを犠牲にしなければならないものなのね」

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    2025年10月11日
  • 伸子

    Posted by ブクログ

    本作は著者宮本百合子の実体験を基にしたいわゆる私小説。男性との出会いから結婚そして離婚という話として単純であるが、解説にあるように、女性がこのような生活を送っていたのは当時として珍しく、衝撃的であったという。

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    2025年08月31日
  • 一刻

    購入済み

    一刻

    短いです。
    混雑した電車の中、一瞬の出来事が起きた。
    これに対して問題が解決することなく終わります。
    物語というよりは、当時の情景が興味深いですね。

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    2024年03月30日
  • 一本の花

    購入済み

    当時の自立した女性の話

    「震災」とか「日露戦争時」という単語が出てきたので、いつの時代の話かなと思って初出を見たら昭和2年でした。
    この時代、編集所で働く女性の視点で物語は進みます。
    なかなか昭和初期の話を聞かないので、なるほどと思いながら読みました。

    #共感する

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    2024年03月30日
  • 親子一体の教育法

    購入済み

    もっと読みたかった!

    思いの外良かった。もっと読みたかったな。エッセイの中に、だいじなメッセージが入ってる気がする

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    2013年07月02日
  • ナチスの暴虐への抗議に関して

    購入済み

    読めなかった

    アプリのインストール手順がひどい。winPCでは正常に起動せず読めなかった。

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    2019年11月29日
  • 「市の無料産院」と「身の上相談」

    Posted by 読むコレ

    考えさせられる

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    2013年04月10日
  • シートンの「動物記」

    Posted by 読むコレ

    これ、あとがき?だけなんですけど・・

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    2012年12月26日