樋口直哉のレビュー一覧

  • おいしいものには理由がある

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    おいしいもの、丁寧に作ったもの、自然のもの。我々はご飯を食べて生きる生き物だから、この本は書いてあるようなきちんとした美味しいものを買って食べることは浪費でなく必要なことなのでは?と思う。全てをオーガニックで国産のものにしようとは思わないけど、少し「美味しいもの」を探して買うようにしようかな。今の時代は保存料などを使わない食べ物を作るのは哲学が必要。あと「サラッとしてる」「あっさり食べられる」という表現が多くて、コクっていうのは食物本来の味なんじゃなく人工的に作られてる部分も多いのかな。

    「製造工程を見てみると、材料をきちんと選び、一つ一つの工程を丁寧に積み上げることが味の差に繋がっていることがわかる。神は細部に宿るという有名な言葉があるが、味をつくるのは細かな部分の蓄積だ。」

    「奪ってしまう命だから、せめてそのときまでは幸せに過ごしてほしい。」

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    2023年07月04日
  • ぼくのおいしいは3でつくる 新しい献立の手引き

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    見るのも読むのも活用するのも好きな本。

    あまりに時短を求めると美味しさを犠牲にしてしまうとの指摘に共感。かと言って毎回じっくり丁寧にというよりは、市販のプリンや電子レンジなどを取り入れて美味しく作ろうと提案している。

    鮭のレンジ蒸しは身がふっくら仕上がったのでまた食べたい。魚の切り身で魚料理してみたい人にも読んでみてほしい。

    樋口さんの本は、普段の食生活に新しい風をふっと入れてくれる。

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    2022年07月20日
  • 大人ドロップ

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    『記憶は記録じゃない、記憶は時にウソをつく』

    大人と子供という曖昧なテーマを軸に、高校生の時を振り返るように話が進む。全体的にシンプルで読みやすいけれど、強いメッセージ性もあって、読み応えがあった。

    私は読者を「わからせる」小説が苦手だ。高校生が達観したように語るのも違和感がある。ただ、前提として語りてが大人だから、当時そう考えていたというよりかは、今思えばという部分もあったんじゃないかという解釈に思えて、抵抗なく読むことができた。

    作中には大人でも子供でもなかったころというキーワードが出てくるが、私自身今でも大人でも子供でもないから、早くドロップを食べなくちゃいけないのかもしれない。

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    2022年06月26日
  • 定番の“当たり前”を見直す 新しい料理の教科書

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    確かにおいしくできた。ホットチョコレートつくったらココアじゃなくてホットチョコレートだった。唐揚げも、売ってるみたいなおいしい唐揚げだった。素晴らしい。父ちゃんの食べたいものは実はおいしいものじゃないのかもしれない。というのが発見。

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    2022年06月18日
  • 星ヶ丘高校料理部 偏差値68の目玉焼き

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    美味しそう!
    作ってみたい、そして何より食べたいエピソードが満載でした。
    著者は料理人なんですね。
    料理もできて、文章もかけるなんて!!

    この本の続きが読みたいです。

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    2022年04月06日
  • 最高のおにぎりの作り方

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    タイトルはおにぎりだけど、おにぎりだけの本ではない。
    おいしい料理を食べるには調理科学が大切。
    おししさの秘密をさぐり、おいしいものを食べる。
    理論的でかつ親しみやすいレシピ本。

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    2021年03月05日
  • おいしいものには理由がある

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    料理の技術は素材を超えない。

    魚住農園の卵 茨城
     有機栽培のキャベツ 青虫のついた外葉はニワトリのエサ
     平飼い 自家製腐葉土の土間
     卵のおいしさは餌で決まる 一般にはトウモロコシ原料の飼料
     国産の酒糠、小麦、鮭の魚粉、牡蠣殻、大豆と塩、醬油の搾りかす、乳清、野菜 
     雄鶏がいると落ち着く

    下仁田納豆 下仁田町
     鮮度ある国産大豆、最低限の在庫
     榛名山の経木(木の成分、抗菌、湿度、香り、無公害)
     コンピュータ制御の圧力釜、クリーンな環境
      本庄のもぎ豆腐店が師匠「只管豆腐」500円
      伝統をつくっていくためには常に革新

    有田屋の醤油 安中市
     醤油=仕込み2年
     国産丸大豆(色と味)、小麦(香り)、塩(防腐)
     大豆自給率7%
      アミノ酸醤(豆腐以外のタンパク質が主原料)
      脱脂加工大豆醤油(大豆油を絞った後に発酵)
      丸大豆醬油
      再仕込み醤油 円錐ではなく醤油で仕込む 3年

    ヤマロク醤油 小豆島
     蔵と木桶の菌が作る全窒素量で測れない旨味
      鶴醤:再仕込み醤油 4年以上
      菊醤:黒大豆濃口
     桶 100年以上の寿命 桶業者廃業で内製化 車一台分
     
    鳥居食品のウスターソース 浜松
     イギリス リーペリン ウスターソース アンチョビやタマリンドが入ったソース
     生の野菜 中脳ソースの4割
     種子島産粗糖、地元の酒粕から作った酢 2割 ホールスパイス、昆布と鰹節だし
     木桶で最低1か月熟成
      「オムライスをおいしくするソース」がヒット
      「昔ながらのウスターソース」

    松田のマヨネーズ 神川町
     化学調味料の入ってないマヨネーズ
     (マヨネーズとはJASで規定さている食品)
     ①手で割った卵に塩「海の精」
      からし菜マスタード、国産ニンニク
      ホワイトペッパー
      ウラジオストク周辺産 菩提樹ハチミツ 
     ②米澤製油の圧搾絞りなたね油(熱で劣化してない)
     ③純リンゴ酢
     少しずつ混ぜ合わせていく連続式

    カネサ鰹節商店の潮鰹 1882年創業 西伊豆
     なまり節:おろして湯で2時間煮たもの 
     荒節:燻して冷まし手を繰り返し乾燥(焙乾) 削り節の流通量の8割
     裸節:荒節の表面を削ったもの
     枯節:荒節に二回以上カビをつけたもの 上品な風味 江戸時代から
     本枯節:創業一六九九年「にんべん」では四回以上カビ付けを行ったもの

     潮鰹 一匹丸ごと塩漬け、風干し、藁飾り
     伊豆田子節 手火山式乾燥 地元の薪の直火の高温で焙乾 六、七回カビ付け 
     土佐からの海運が陸送になり廃れて取り残された

    奥井海生堂の昆布 福井
     北海道近辺にしかない 二年で一生
     羅臼:濃厚 利尻:出汁 そのまま:日高
     「蔵囲昆布」敦賀伝統 藁のむしろで覆い温湿度自動調整 10年以上熟成 
      ぬめり分解、香り高い甘み
      
    奥松島水産の牡蠣 宮城
     海産物 栄養の少ない環境でゆっくり育つと深い味
     内湾で育てて、潮通りのキツイところで鍛え、
     出荷前に内湾に戻し太らせる、人の技術による味
     春がいちばん身が張る
     震災で生産者が減り、質が向上

    アイザワ水産の海苔 宮城
     板海苔 江戸時代に紙の製法で作られた
     コンビニおにぎりで業務用は価格競争へ
      割れないように厚い

     種付けは顕微鏡作業 その年に最適な品種を選ぶ
     育苗中、一定期間海の上で乾燥(干出)汚れ落とし
     収穫は冬

    遠忠食品の佃煮 東京
     江戸前 1960年代から減ったのは貝類と藻類
     丸大豆醤油、麦芽水飴、調味料で2時間直火炊き 
     大量生産のものより海苔が多い

    黒岩牧場の鶏肉 宮崎
     アメリカから大量飼育が導入されやすくなった 世界一の輸入量 中食外食用
     味=品種、餌、環境、飼育期間
     放し飼い 襲われるのは病気で死ぬよりずっと少ない 草を食べて体調整える
     飼育日数120日以上 長いほど旨味はますが硬さとトレードオフ 
     地鶏の規格80日以上 ブロイラー50日 餌のコスト

    なかはら牧場の奇跡の牛乳 岩手
     山地酪農 乳脂肪分減る 青草の夏は低く、枯草の冬は多く 低温殺菌 
     牛舎で輸入に頼る飼料 3.5%の乳脂肪分を基準 おいささとは別の基準
     1188円/720ml 牛乳は贅沢品
     低生産性のまま放置の産地を高度の生産地に 搾乳したら飼料を食べ山に帰る

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    2022年12月25日
  • 星ヶ丘高校料理部 偏差値68の目玉焼き

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    読んでいるだけで料理の楽しさと、料理上手になった気分が味わえる。
    高校の料理部が舞台。部員が3人しかいないので廃部寸前という状況。活動実績を証明するために文化祭で飲食店を出すことを目指し、部員たちはまあまあゆるく、しかし正面から活動に向き合っている。顧問もゆるい人だけど、生徒たちに今必要な学びを見極められるいい先生であり、料理の実習や校外での見学活動で確かな知識と経験を与えていた。規模は小さいながらも、そのような充実した部の活動を通して主人公をはじめ、部員たちの料理の技術が上達し、「料理」という一分野の奥深さを理解していく姿に「私もこんな高校生活を送りたかった!」と羨ましさを覚えた。 

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    2020年10月17日
  • おいしいものには理由がある

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    筆者が各地方で昔からの生産方法を続けている各業者を取材されて、そのおいしさ、支持されている訳に迫っていく内容であった。正直知らないことしか書いていないぐらい、新鮮な内容でだった。印象に残ったのは放し飼いにしている牛・鶏の話。実際本に出てくる業者のものは食べたことはないが、普段何気なく食べているものも当たり前やけど他の生命をいただいて自分は生きているだなって改めて思った。
    あとは普段はスーパーで売っているものしか食べてない生活だけど、本書に出てきているような食材も機会があったら食べてみたいと思う。特に東北の海苔は興味がわいた。

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    2020年10月04日
  • キッチン戦争

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    さらっと読めた。
    この作者の料理に纏わる話はとても面白い。
    コンクール出場のために試行錯誤している所が読んでいて楽しい。
    職業人としての料理人の苦労が少し分かった気がする。

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    2020年07月15日
  • おいしいものには理由がある

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    食材を吟味して買おうという気になった。
    ついつい価格で選択してしまいがちだが、感謝して購入し、いただきたい。
    生産者に作り続けてもらうには、消費者も一緒に頑張ることが必要。

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    2020年02月24日
  • スープの国のお姫様

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    すっごくスープが食べたくなった。
    作者が元シェフという事でとても美味しそうだ。
    お母さんとそこで繋がってるとは。

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    2019年04月19日
  • 定番の“当たり前”を見直す 新しい料理の教科書

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    読んでいると自然と紹介されている料理を作ったり食べたりしたくなる。
    自宅で試せる料理が多いので、気になったものから試して見ると良さそう。

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    2019年03月12日
  • キッチン戦争

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    色々なパイ包み焼き等フランス料理が華やかで美味しそうで楽しい。二十六歳の葉月より三つ年下で立場は上の細川とのギクシャクした関係が徐々に良いチームワークになり、シェフの荒木の仕事に触れながら、料理は争うものじゃないという葉月の祖父の言葉は根底のままに真摯にコンクールと向き合い頑張る二人が心地好かった。

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    2018年10月09日
  • 星ヶ丘高校料理部 偏差値68の目玉焼き

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    料理をしている描写が素晴らしい。私はほとんど料理をしませんが、なんだか料理したくなってくる小説です。

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    2018年05月20日
  • 大人ドロップ

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    物語の世界にどっぷり浸かったわけではないけれど、主人公の心情と自分の気持ちがところどころリンクして胸が苦しくなりました。

    一口に言えば(あくまで一口に言えば、ですが)入江さんとの「ありふれた別れ」の経験から、主人公は自分のことを「大人になったのだ」と思うようになります。
    しかし彼が本当に大人になったのは、「誰かのために泣いても、自分のためにはもう泣かない」と誓った時なのかなーと僕は思います。どんなに「大人になった」と思っても、そこから何も変わらなければ子供のままなのですから。この誓いは彼の大人としての第一歩でしょう。
    そして大人になった彼は、ハルと「始めることから始める」のです。

    僕はもう主人公の年齢を超えていますが、自分のことを大人になったと感じたことはありません。むしろハルのように「全然、成長できてない感じ」がずっと続いています。でもまずは、始めることから始めたいと思いました。「他の誰かじゃ駄目なんだ」という人はいませんが(苦笑)


    入江さんがその後どうなったかを考えると、暗い想像しかできません・・・。

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    2011年02月21日
  • 大人ドロップ

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    大人ドロップの世界観にはまって一気に読み切ることができました。時間はいつも進んでいて、待ってくれない。一年前の自分と今の自分は違うし、今の自分と一年後の自分もまた違うのだろう。周りにいる人も違うだろうし、常に同じものってないのかもしれない。
    青春がさわやかにえがかれていて、読んでいてどこか哀しいけど、気持ちのいい作品でした。一度読んでみることをおすすめします。
    今を大事に。Time waits for no one.

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    2010年08月03日
  • 日本の定番料理10の謎 ポテトサラダはなぜ「おかず」になったのか

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    <目次>
    第1章  居酒屋の肉じゃがはなぜうまいのか
    第2章  ハンバーグはいつから家庭の定番になったのか
    第3章  なぜ生姜焼きはご飯に合うのか
    第4章  から揚げは「和食」なのか
    第5章  ポテトサラダはなぜ「おかず」になったのか
    第6章  麻婆豆腐はなぜやみつきになるのか
    第7章  炭で焼いた魚はなぜおいしいのか
    第8章  なぜパスタは日本で愛されるのか
    第9章  なぜプロのチャーハンはパラパラ
    第10章  なぜみそ汁に出汁は必要なくなったのか

    <内容>
    日本の家庭料理の代表格を10種並べ、その造り方からおいしさを追求したもの。単純にレシピを並べるわけではなく、調理法や入れる調理料なども、科学的な根拠も踏まえて。もう一つ面白いのは、レシピの古いものも一緒に載っていること。そこから昔のレシピにも根拠があったことがわかった。

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    2026年05月23日
  • スープの国のお姫様

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    お屋敷に雇われてスープ作りを求められるコックと、その家の娘との交流を描くと行った感じのストーリー。その女の子は料理に関する本の知識が豊富で、やがてコックの母との関係があきらかになるのだが、よくわからんかった。

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    2026年02月16日
  • キッチン戦争

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    作者は料理研究家。レシピの紹介や料理の解説で何冊も本を出している。料理オタクと言ってもいい作者の小説に興味を持って読んだ。

    題材も料理であって、街のレストランで働く主人公が、料理コンクールのために厨房で奮闘する。料理の言葉は専門的だが、地の文で解説があるのでついていける。
    試行錯誤している様子にドキドキ。

    ほかのキャラクターも背景が多く、そちらにも興味がある?

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    2025年06月01日