佐藤利恵のレビュー一覧

  • 砂塵に抱かれて

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    淡々と流れる話で、大きな盛り上がりもなく、ロマンス小説らしいエモーショナル描写もない。
    ただ、若いシングルマザーの女性と砂漠の王国の王太子がたまたま出逢い、互いに激しく惹かれ合いながらも、その立場と境遇のありの違いゆえに、それぞれの想いに正直になれないというだけの話。

    だが、私は逆に、その平坦な現実的な物語が何故か、とても心に残った。
    恐らく、この広い地球上のどこかでは、このような秘めたるロイヤルロマンスが現実に起こり得るのではないかと容易に信じられるーそのリアリティさがとても良いと思ったし、ちっとも俺様でも強引でもないヒーローと、自分の恋より家庭や幼い我が子を優先し守ろうとする慎み深いヒロインにも好感が持てた。
    また、ヒロインがただ慎ましいだけでなく、意外にお喋り好きで陽気なところもかえって人間味があって好ましい。

    身を焦がすような情熱的な恋を描くのに、何も必ずしも官能的シーンが必須というわけではない。
    このように、当人たちが秘めよう、抑えようとすればするほどに切ない眼差しや一人の物想いの描写からも、激しい恋情を表現することはできるのだと学べる。
    逆に、その手の描写が一切ないからこそ、この物語は一種の清々しさや二人の切なさがより感じられるのではないか。

    恐らく物語りの冒頭からラストまで、二人が出逢って数日程度の時間しか流れていないのではないかと思うが、運命に導かれるようにして出逢い、一瞬で恋に落ちた若い二人が真実の想いから眼を背けようとしつつも、互いを恋する心に抗いがたい様子がよく描かれていた。

    まさに、二人の出逢いも結婚も、「アッラーの思し召し」だったに相違ない。

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    2025年10月07日
  • シークと禁断のキス

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    とても面白かったです。
    内容としては、王の弟である王子が兄の婚約者が家出してしまったので、兄王に頼まれて婚約者を捜しにいきました。そこで見つけた婚約者を兄の元に連れてゆこうとする中に、彼女に惹かれ、また彼女の方もろくに逢ったこともない婚約者よりも弟に恋してしまったという話。

    途中までスリリングに話が進み、ついに二人が兄を裏切る関係になってしまったところで、私、はたと当惑してしまいました。
    これから、二人はどうなるのだろう?
    婚約者がいるにしては、どうも彼女を避けて逃げ回っているみたいな王の行動もミソでした。実は王にも恋人がいたんですね。
    しかし、まだ王と婚約中の状況で、弟と婚約者が不義を犯してしまった―この状況でストーリー展開をどのように持っていくのかに非常に興味がありました。
    結局、王は恋人と別れられず、彼女が妊娠してしまったために退位して弟に王位を譲るという形で落ち着きました。しかし、国同士の約束のため、信義を守るために婚約者の彼女は新しい王となる弟とそのまま結婚する、つまり花嫁が兄から弟に譲られたということになりました。
    なるほど、そう来たかと唸りました。これなら、不自然でもなく主役の二人が結婚できますね。
    しかし、更なる試練がヒロインを待ち受けます。兄思いの弟王子は兄の婚約者であった彼女を奪ってしまったことは兄への裏切りだと思い込み、運良く結婚できることになったというのに、かえって彼女から距離を置こうとするのです。

    この辺りが読んでいて、もどかしかった。。。
    最後はもちろん、ハッピーエンドです。お互いにやはり
    どれだけ愛し必要としているかを知ります。まさに愛し合う二人に「運命が味方をした」のでしょうね。

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    2016年02月04日
  • 秘書の失恋日記

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    登場人物たちのやり取りがテンポよくて良いです。
    フィンとサマーが会話を通じて、少しずつ惹かれていく過程が何とも微笑ましい。
    寝しなに少しずつ読んでいたのですが、おかげでいい夢が見られました。

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    2011年05月20日
  • 愛を捨てたシーク 砂漠の誘惑 II

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    内容としては、結婚と即位を控えた砂漠のシーク、皇太子が昔ながらの許嫁と結婚するというもの。そして、その許嫁の女性がうり二つの双子で、結婚をためらう姉の代わりに妹が入れ替わる、いわば王道ものだ。

    ただ、私はこの作品を通しても、とても大切なことを教わったと思っている。
    ー父上は悪くありません。原因は僕の愚かな行為にあります。
    ー例のぺてん師ジャーナリストのことを言っているのか?
    ー誰も信用せずに生きられる者はいない。お前の判断は適切だ。自信を持ちなさい。私はおまえを信頼しているのだから、心の命ずるままに決断しなければならないよ。

    本書からの抜粋部分は、父王と息子である皇太子の会話である。
    彼は過去に愛した女性に手酷く裏切られ、女性を愛することにトラウマを持つようになっている。
    女性を信頼して愛してしまった我が身を責め続ける皇太子に対して、王がかけた言葉がとても印象深い。

    「誰も信頼せずに生きられる者ははいない」。特にこの部分が深く響いた。
    自身も最近、恋愛ではないが、似たような体験をしたからだ。もちろん、私の場合、相手の方は微塵も悪いことをしたという自覚はないし、事実、そのときはそうだったのだろう。
    しかし、結果として、私は長く苦しむ痛みを身体的に抱えることになってしまった。
    自分の決断と選択を幾度責めたかしれない。相手を信頼して、大切な健康を任せてしまったことが結果として大きな不幸を招いてしまった。

    だが、あのときの私は、相手を心から信頼し、この人であれば任せられると信じて疑わなかった。今の後悔と罪悪感は、やり場のない怒りと焦燥感が招いたものであり、過去の自分が悪かったとは言えないし、自分を責めて苦しめても意味はない。

    国王が皇太子に向けたこの言葉は、図らずも深い私の懊悩をいくばくなりとも軽くしてくれた。

    相手の罪を許し、事実を受け容れなければ、試練を乗り越えて先に進むことはできない。
    改めて感じた次第である。

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    2026年08月17日
  • 天使は同じ夢を見る【mirabooks版】

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    面白かった!

    多少はまあ、え、それだけ?ってとこはあったけど…

    人種や習慣の違いや同じ女性でも立場の違いとか、犯罪に関しても対比がうまく使われていて、テンポよく読み飽きない。よく考えられたエンタメ性の高い作品だなと思う。
    個人的にはアメリカ文学にたまにある、無駄な男女の絡みシーンも少ないのもよかった。無駄なくしっかり謎解きメインだったし。

    いいコンビ誕生という感じだったので、できたらこのコンビものをもう少し読んでみたい気がする。スカーペッタシリーズみたいにうまく続いてくれないもんだろうか。

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    2024年05月12日
  • いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500 [コンパクト版]

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    "ナショナルジオグラフィック社が編纂した旅行ガイドブック。美しい写真と解説がある。最適なシーズンとその場所での観光にかかる期間や料金の情報などが掲載。URLもあるので、興味を持った人はそちらから、さらに夢を現実のものに引き寄せることができる。
    いつかは行ってみたいと思える場所がいっぱいある。
    「いつか」という言葉はとても危険な言葉・・・
    「いつか」は一生やってこない永遠・・・
    「いつか」は、何もしないということ・・・
    としたくない人は、今一度我が身を振り返り、本当にやりたいことを心の中から見つけて、実行してみよう!"

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    2018年10月20日
  • 天使は同じ夢を見る

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    ネタバレ

    序盤、キットVSメアリーの女どうしのバチバチがすごい もちろん、私はキット派です 
    最後キットの病室に花束が届けられる キットが花束のカードを手に挟みドキドキして終わる うーん誰からや~? 元夫 or ダニーか… 意表をついてMCからかもな キット残念でしたw
    やっぱE・スピンドラーは面白い 原題:Copycat

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    2016年12月09日
  • 愛される季節は過ぎて

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    ニックがリースにぐいぐい惹かれていく疾走感みたいな感じがいい。その分後半いきなりの別れが辛い。ヒロインのクレバーさが際立つ作品。2012.2

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    2012年02月22日
  • いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500 [コンパクト版]

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    いきたいとこたくさんありすぎ。知らないままって相当持ったいないね。せめてこの本で行った気になろう。オヌヌメ!

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    2011年10月07日
  • 秘書の失恋日記

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    とても素敵なラブストーリーでした。ありがちなオフィスもので、上司&秘書……かな。

    出会ってすぐにお互いを意識しはじめて……、それなのに、二人とも相手の気持ちに気がつかないし、自分の気持ちにも気づきません。
    ヒロインは別の男性を追いかけているし、ヒーローはヒロインの恋を応援していきます。
    「もう何やってるの~、違うでしょ~」と思いつつ、微笑ましく見ていられます。(ジョナサンはかわいそうでしたが……)

    最後はハーレクインらしい、明るくハッピーな終り方でした。

    イマージュのシリーズはベッドシーンなしなので、あっさりめですよね。私は好きです。

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    2011年06月14日
  • 秘書の失恋日記

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    ハーレクインせりふ集で気になっていた作品。
    キャンペーンで無料で読ませて頂きました。
    ホットなシーンはないですが、ヒーローがやさしいタイプで、内容が明るいのが、好みです。
    最後、ちょっと涙が…ほんのちょっと…

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    2011年04月15日
  • 秘書の失恋日記

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    ネタバレ

    ヒロインの一人称でhotな場面なし。限りなくスウィーツww
    秘書と重役の恋。秘書は社内の恋人に振られてたけど、復縁を夢見てる。重役は社長の弟で今まで放蕩三昧を続けてきたテレビタレント。ジャングルや砂漠など環境の厳しいところで力を発揮するタイプで会社で会議とか落ち着いてないタイプ。
    二人の関係が結構可笑しくてニヤニヤしながら読んでしまった。
    ドーナツやペストリーなど甘いものが沢山出てくるから思わず食べたくなってしまう。
    ヒロインの安定志向を打ち砕いて、解放されていくラストが好き。
    若干、バカップルっぽいけど・・・

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    2011年01月30日
  • 私だけのプリンス 地中海の王冠 I

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    良いマリオン・レノックス

    初めてマリオン・レノックスをおもしろいと思えた。
    まっすぐなのはいつも通りだけど依怙地でもなければ悲観的すぎもしないヒロインに
    誠実で傲慢じゃないヒーロー、
    母と姉は典型的な悪役で話を複雑にする。
    舞台は程良くゴージャスでRでも合う雰囲気。

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    2010年08月10日
  • 嘘だらけの結婚

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    ネタバレ

    心に傷を持つ二人のお話でした。HQでは、よくあるパターンです。人を愛して失うくらいなら愛さないほうがいい、自立した女性でいたいと考えるアリソンが強い反面もろさを持ちマキシモを愛してしまったことに又、傷つく。マキシモもまたしかり。だけど、アリソンに感情移入できなかったのが残念です。マキシモももっと傲慢なタイプのほうが私の好みでした(笑)。最近、優しい男性主人公が多くて・・・

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    2013年08月07日
  • 愛される季節は過ぎて

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    「瞳の中の楽園」未読。ニックとリース。
    将来の為短期のナニーになるヒロインは想像とは違いすごく陽気で自立心の高い女性だった。ヒーローのプロポーズも素敵だった。ラストのサプライズも笑っちゃった。

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    2012年07月14日
  • いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500 [コンパクト版]

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    知らない場所がたくさんあった。さらにいろいろな所に旅行してみたくなった。
    あまりガイドは詳しく書かれていないので、この本で気になったところをさらに調べてみる・・・という使い方がいいと思った。

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    2012年06月10日
  • 愛される季節は過ぎて

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    証券会社経営が夢の大学院生リースが、夏の休暇に学費の為に選んだのがナニーだった。生後3か月の母親を亡くした幼児の父親は、一族で証券業を営むニコラス・ウェインライト。バリバリのキャリア希望なのに子供好きなリース、実際にそんな女性がいるかは別にして、女性の就業についてを題材に真面目に取り組んだ姿勢は、さすがレベッカ・ウィンターズです。
    「瞳の中の楽園」関連作。

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    2012年05月09日
  • 秘書の失恋日記

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    ☆3.5
    一人称でノリがハーレよりもうちょっと若い世代をターゲットにしたアメリカのコンテンポラリみたい。

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    2011年03月03日
  • 愛なき花婿 愛と裏切りのコネリー家 X

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    読み応えありましたね。ヒーローは自らの生い立ちからか、愛を求めながらもそれを否定、信じないかたくなな態度。でもそんなヒーローをヒロインの粘り強い真実の愛が、彼を変えていく。。。よかった♪

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    リンは詐欺師に騙され莫大な借金を背負ってしまい、ダイナーでウエイトレスとして働いていた。しかも借金返済の目処もたたず、牧場から出ていかないといけない状態だった。毎日働きづめの彼女の前に、兄の親友であるセスがやってきて、彼女の様子を聞きだしある提案を持ち出してきた。

    シリーズ:愛と裏切りのコネリー家⑩

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    2010年02月11日
  • すれ違うふたり

    購入済み

    ヒロイン個性的すぎた。

    これを受け入れられるかで作品の評価が分かれると思う。私はムリ。

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    2018年01月01日