あらすじ
お金と夜のためだけの結婚が、これほどつらいものだったなんて。■彼にだけはこんな姿を見られたくなかった。食堂(ダイナー)に現れたセス・コネリーに近づきながら、リンは思った。詐欺師にだまされ莫大な借金を背負ったせいで、毎日働きづめだ。きっとやつれてひどい姿に違いない。案の定セスはリンの様子に気づき、事情を聞き出すと、仰天するような提案をした。「君の夫として、借金を返済しよう」リンは少女のころからセスを想ってきた。できればイエスと答えたかったが、人助けのためにプロポーズしただけかもしれない。だが「これは本当の結婚なの?」という問いに、セスは熱い目をしてうなずいた。リンの胸に喜びがあふれた。うぶな彼女は気づかなかったのだ。“本当の結婚”とは、愛しているという意味ではないことを。
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Posted by ブクログ
読み応えありましたね。ヒーローは自らの生い立ちからか、愛を求めながらもそれを否定、信じないかたくなな態度。でもそんなヒーローをヒロインの粘り強い真実の愛が、彼を変えていく。。。よかった♪
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リンは詐欺師に騙され莫大な借金を背負ってしまい、ダイナーでウエイトレスとして働いていた。しかも借金返済の目処もたたず、牧場から出ていかないといけない状態だった。毎日働きづめの彼女の前に、兄の親友であるセスがやってきて、彼女の様子を聞きだしある提案を持ち出してきた。
シリーズ:愛と裏切りのコネリー家⑩