佐藤亜有子のレビュー一覧

  • 生贄

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    この作品は私が中学生の頃に古本屋で出会った作品です。
    登場人物に名前は無いものも、物語が進行していくと徐々に明かされていく謎に胸熱でした。
    現実世界での【彼女】と【彼女】が作り上げている幻覚がリンクしていくのが面白い。

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    2022年05月15日
  • 抱いて、そしてそのまま殺して

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    暗殺業社に自身の殺害を指示した女は暗殺者に導かれ娘を犯す実業家を殺すことに。1Q84の青豆はこの主人公のパクリちゃうか?自殺した筆者は近親相姦の被害者でもあるから憎悪満点で読み応えあり。

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    2018年10月20日
  • 東京大学殺人事件 愛の秘密結社

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    登場人物と関係が複雑すぎて何度も行ったり戻ったりしちゃいました。

    それぞれの登場人物の欲望が深すぎてドン引きです。
    まるで女が道具みたい。
    香奈のセリフがほぼというか全然?ないところがより際立たせています。

    強い欲望のためなら倫理観のかけらもないことをできてしまう狂気を感じてしまう作品です。
    でもそこまでさせてしまうこの母子の魅力って…?

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    2018年10月10日
  • 抱いて、そしてそのまま殺して

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    終わり方が味気ないけれど、私の好きな作品。

    首を閉めて殺されるのはセックスと同じという発言は、主人公が言うと味が変わり、仄暗い淀みがみえた。

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    2013年03月28日
  • ボディ・レンタル

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    性についてセキララに書きます女だけど東大出だけど、
    っていう、いかにもっぽい感じが嫌で避けてきた本。
    でもふと読んでみたら全く印象が違った。
    「隠したくともつい知識がそこかしこに滲んじゃうのよ」
    的なきらいはあるけど、若さゆえの虚無感は気持ちよい。
    しかも直截的性描写は薄めだったことは嬉しい誤算。
    比喩表現もおもしろいものが多かった。

    文章が良い。
    後の作品よりずっとずっと、文章が良い。
    普通練られていくはずなのにね。
    若さがうまく作用している作品と思う。

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    2011年09月06日
  • ボディ・レンタル

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    オブラートに包まれた、しっとりとしたエロさって感じですか。
    最後はちょっと救われない気持ちがしたが。

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    2009年10月04日
  • 抱いて、そしてそのまま殺して

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    表面を撫でていくだけで、深部の説明は一切ない。淡々とした小説。新しい生き方も死がいつでも傍にあるから、そして過去を捨てたのだから、それで律子は生きていけるのかもしれない。過去の記憶は決して消えないだろうけど。

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    2013年08月10日
  • ボディ・レンタル

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    自分をこちらに繋ぎとめるものさえなかったら、してみたい。そういう意味でも、やっぱり友達は必要なのかもしれない。

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    2012年08月25日