宇野輝雄のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
アメリカの作家エド・マクベインの長篇ミステリ作品『人形とキャレラ 87分署シリーズ(原題:Doll)』を読みました。
『死が二人を 87分署シリーズ』、『キングの身代金 87分署シリーズ』に続き、エド・マクベインの作品です。
-----story-------------
壁づたいに逃げまどう人気ファッション・モデルに、包丁を持つ男は獣のごとく襲いかかった。
腹がたてにひき裂かれ、鮮血が床に飛び散った。隣室では、娘のアンナが恐怖におびえ、必死に人形を抱きしめている……犯人を追いつめたキャレラが罠に落ち、刑事部屋はにわかに色めきたったが……!
-----------------------
-
Posted by ブクログ
ネタバレクリスティーのオールスター短編集!
ポアロとヘイスティングスの名コンビだけでなく、隠れた名コンビであるミス・マープルと牧師夫人のバンチの活躍も楽しめる。
「スズメ蜂の巣」庭にいたジョン・ハリソンのところにポアロが訪ねてくる。他の作品とはちょっと毛色が違う印象的な作品。ポアロが事件を防ぐことに成功する様子を、当事者の側からどうぞ。
「洋裁店の人形」これだけは怪奇もの。はっきり言って怖い。人形が苦手な人は避けた方がいい。
「教会で死んだ男」ハーモン夫人ことバンチが、教会の中でぐったりしている男を見つけた。亡くなった男のことを知ってエクルズ夫妻が訪ねてくる。夫妻に何かを感じたバンチは、名付け -
Posted by ブクログ
ちょっと時間が足りなかったので、全部読めたわけではない。
借り物。
そもそもミス・マープルが読みたかったので、タイトルにもなっている「教会で死んだ男」のみを読んだ。
教会で男が死に、その死を見取った女性が、男の死と死後に起こったことに疑問を覚え、名付け親でもあるミス・マープルに相談したことから謎解きが始まる。
舞台はチッピング・グレルホーンで、担当刑事はクラドック。予告殺人と同じ村が舞台。
短編なので、それ程難解な展開はない。
面白かったとかそういう感想以前に、返却期限が迫っていたのでそればかりが気になったところが印象的。
何時ものごとく、主人公であるはずのミス・マープルは完全にサポート